やっちゃいました
今朝、急いで幼稚園のお弁当を作っている私の背後で…
バタバタバタ
楽とひびちゃんがテーブルのまわりで追いかけっこをし出しました。
すると…
ガシャン
あ。
ひびちゃんが転び、テーブルの上の楽のみそ汁がこぼれました。
立ち尽くす楽。
「何やってんのひびちゃんを押したらダメでしょう痛いんだよ」
ハッと気付いた時には遅かった…。
楽がひびちゃんを押した?
その現場を見ていなかったのに?
楽だけを叱ってしまった…。
ごめん、ママ間違っちゃった…。ひびちゃん、ひとりで転んだんだって…。
「楽、ごめんね。ママ間違った。ごめんなさい。楽は悪くない。ひびちゃんひとりで転んだ。ママ間違った。ごめんなさい。」
ぅわあ〜ん
楽は悲しくて悲しくて泣きました。
僕がやったんじゃないよ、ママ。
その一言が言えなくて、泣きました。
楽の目には何が映った?
ひびちゃんを抱き締めたママが、自分をキツくにらんで大声を出していた光景が映っていたでしょう…。
ただでさえ、みそ汁こぼれてテーブルが汚れることが嫌で嫌で仕方ないのに。
悲しくて、くやしくて、たまらなかったよね。
ごめんね。
シクシク泣く楽を抱き締めて、謝り続けました。
なんとか気を取り直してくれた楽。
いつも通りバスに乗って幼稚園へ
あ〜やっちゃった
凹んでたら、幼稚園から電話が。
「あの〜今日ひびちゃんに持たせたのは虹のプリントのTシャツですか?楽くんには青の男の子のですか?」
ええ。そうです。
「逆に入っていたようで…(笑)」
あ
私、リュックに間違ってお着替え入れたんだわ
あの…もしかして…
「はい。楽くん、キツそうだったけどなんとか上下着れたようです(笑)」
すみません…。楽、ひびちゃんの服を頑張って着ちゃったようです
自分で「これ違うよ。」が言えない楽。
間違っていても、真に受ける。
おかしいなと思っても、受け入れる。
それが楽。自閉症の楽。
わかってるのに、ごめんね。
ママも時々間違えちゃうんだよ。人間だからさ。
ごめんね…。