オトね、嫌われてるんだよ~原因の考察

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Nice!

珍しく連続での記事になります。この記事はオトに対して私が感じていることを書いていますので、全ての発達障害児がこうである、と言っているのではないことをまずはご理解したうえで読んでください。昨日の記事を書いたあと、落ち込んでいた私は何かしていないと落ち着かなくて悶々としていました。昨日の記事の最後に>親が気にしているほど、本人は気にしていない様子ではあるのですが…と書いてから、ずっとそのことについて考えていました。そうなんだよな~。私が落ち込んでいるほど、オトは悩んでいないし、いつもどおり楽しそうなんだよな~。…これにやっぱり違和感を感じるんです。オトの様子を良い方に捕らえるならば、『子供が悩んだり落ち込んだりしないので、親がそんなに深刻に考える事案ではなく、いずれどうにかなる事だからよい。子供が笑顔で毎日過ごしてくれればそれで良い。』と考える事もできなくはないです。それに、そう考えた方が親も楽ですよね。でも、なんか引っかかる…。ので、自分なりに調べてみました。すると、最初にこんな文が目に入ってきました。1番大きいポイントは、(軽度発達障害をもった子供は)友達はいないにも関わらずそれにたいして「これはマズい!」という認識がない事です。普通の子であれば、寂しい、悲しい、自分は仲間はずれにされている、学校行きたくないとか思うのが普通です。しかし、発達障害の子供は他人に対してどうでもいいという意識と、自分と相手が違う(常識からズレている)事に疑問を覚えていない点です。この一文はかなり胸にド~~~ンときました。まさにオトはこの状態だと思います。オトの様子を見ていると、「ママは僕におともだちが、おともだちがって言うけど、なんで悲しそうにしているのかな~?よくわかんないな~」という表情をしているんです。要するに、自分がお友達が殆どいない事も、嫌われたりからかわれたりしている事も、基本的に「他人に対して、どうでもいいという意識」が脳に組み込まれているので、その事自体があまり気になっていない様子なんです。だから、どこか能天気。そりゃ、私が私「オトはお友達に嫌われて悲しくないの?」と聞けばオト「……かなしい。。」と答えるし、私「オト、お友達と仲良くして、今よりもいっぱいお友達が欲しいよね」と聞けばオト「うん!欲しいよ~」とは答えます。でも、そう答えていたのは「そう答えるのが定型」だからそう返事をするというところがあるのかもしれません。オト自身が悩んでいて心からそう思っているのではない、と感じるのです。さらに、軽度発達障害をもったお子さんの、他のお友達との関わり方・遊び方について、こんな事が書いてありました。●オニゴ(おにごっこ)をしようという方向にみんなが向いているのに、一人でサッカーをしたいと言い張る。 しかも自分ひとりが違うことを言い張ってみんなを困らせていることに気づかない。●みんなで遊んでいても、つまらなくなると黙って帰ってしまう。これも急にいなくなるので大騒ぎになる。●お友達が家に来ても、楽しく遊べないので結局一人でゲームをしている●かくれんぼをした時のこと。 その子がなかなか見つからず、名前を呼んでも出て来ないのでみんながその子に何かあったのかもと心配しだして 大人まで出てきて一生懸命名前を呼んでるのに その騒ぎを聞いてもみんなの緊迫感がわからず、その子はいつまでも嬉々として隠れている。……上の4つは全てオトが今までしてきた事そのままです(大汗)真面目な話、上の4つとほぼ同じ内容は全てアニやオトから聞いたことがある話で、その度に、オトに「本当はどうしたら良かったのか」を話してきました。そのかいあってか?今は少しだけ改善されて、みんながやろうとしている遊びに反対意見を言わずに参加するようになったようです。それに、みんなで遊んでいてつまらなくなったら、必ず一緒に遊んでいるお友達に「僕、家に帰るね」と伝えてからその場を離れるようにはなりました。(←本当は、つまらないと思っても最後まで一緒に遊ぶのが一番よいのですが…それでも、進歩した方なんです;;)しかし、やはり改めて調べてみると、オトのコニュニケーション力=THE発達障害児、という事がよくわかり軽い衝撃をうける私(苦笑)ちなみに、オトに私「みんながオニゴしたいって言って、オニゴやろうとしているときに、オトだけ別の事をしたいって言ったらみんなどう思うかわかるかな?」↑これを聞いた理由は、オトの答えが「みんな嫌な気持ちになると思う」という回答がくると予想して、「だったら、こうするといいよ」と話を続けようと思っていたんです。。と聞いたときにオト「……(かなりなが~~~~い沈黙)どうかな~、う~ん。。わからないな~」と、かなり悩んでおりました(爆)…まあ、それがわかったら、自分がやりたいことを言い張らないよね。でも、根底はここにあると思います。他人がどう感じるかを読み取る能力が著しく低い・読み取る意味を重要と感じていない ということだと思います。それから、調べていくとこんな文章を見つけました。それは貴重な「発達障害児本人」が書いた投稿でした。要約をすると自分は発達障害(アスペルガー)と診断されています。自分は高校2年生まで「自分に友達がいない」という事に気が付きませんでした。しかし、人の気持ちについて考えさせられるきっかけが何回かあり、ようやく最近では人に冗談を言いながら話せるようになりました。それまでは、友達がいなくても、一人でいてもなにも気にならなかったです。というような事が書かれていました。私は特に>「自分に友達がいない」という事に気が付きませんでした。 という一文が心に焼きつきました。本当はオトは自分に友達があまりいない、という事に「気が付いていない」のかもしれないって思ったんです。でも、私や旦那やアニから「オトは友達がいないから~」「自分の友達を作らないと~」とよく言われるので、気が付いている事にさせられていた、のかもしれないです。何度も同じ事を言っちゃいますが、要するに「友達がいてもいなくても、オト自身は気になっていない」のが、本当の現状だといろいろと調べるうちに理解するようになりました。そして、ここが「脳の機能の違い」なのだなと思いました。私はオトの親なので、オトが今後いじめにあったりする事は阻止したいです。どうにかして守りたいと思っています。だから、これからも「こういう状況のときは、どんな選択をすると良いのか」を何回も、何度でもオトとお話をして、暗記科目を覚えるような感覚でいいのでパターンを覚えてそれに慣れていけるようにしようと思っています。皮肉な事に、オトは「人と関わるのは大好き」で、自分からじゃんじゃん話しかける性格なので、それであるならば、人と上手に付き合うスキルをパターン化して身に着けるのもありだと思います。オトの「人の気持ちに気がつけるきっかけ」はいつ訪れるのでしょうか……。見守っていきたいと思います。にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ