今回、私が出会った数多くの本の中で
これだけ[おもいっこ]向けに書かれた本は数少ないとおもいます
著者には、重い知的障がいと行動障がいを伴う自閉症の息子さんがいらっしゃいます
名はきらさん、特別支援学校高等部卒業を卒業し、今、20歳
「重い自閉症のサポートブック 高橋みかわ著」ぶどう社
驚きのひと言です
なぜなら「きらさん」と我が子が重なり合うほど行動面が激似だからです
息子もそう、自分の内面をおもうように伝えられず
感情や気持ちを表す手段として直接行動に出ることが多くなり、昨年はひどかった
崩れると”あ”という間!雪だるまのように転がり落ちていく、器物破損までいきました
正直、息子がこんなに崩れるとは考えもしなかった
それ以来、重い自閉症の大変さは、育てたことがある親御さんでしか
わかりあえないんじゃないか、思春期を経てからじゃないと語れないよって・・・。
その問いかけに対し、著者は答えています
だから共感できる部分がたくさんあって、読みながらうんうんとうなづいてしまう
まるでじぶんのことのように・・・。
「きらさん」をよく観察し、よく考え、さまざまな工夫をしながら
「きらさん」に合った教え方を考えだしながら育ててきた著者ならではの
工夫やサポート方法が、これがまたすごく参考になる
常同行動ひとつとっても・・そう。
[思春期の時期は、無理になくすよりも、場目に合わせて移行をはかる。
本人観察、環境観察、そしてタイミング。 合言葉・・・無理はしないけど放置もしない!! ]
具体的な考え方とやり方、そして何よりわかりやすい・・・。
恥ずかしながら、じぶん止めることしか考えていなかった(^_^;)まさに目からウロコですよ
なので場面に適した行動になるよう、より目立たない常同行動になるよう移行を図るべく
いまヒントを得て息子仕様の絵カードを作成中なのです(^^)
それだけ学ぶべきことが多い本なので、ぜひお手にとってみてくださいね
おすすめの一冊です。
[みかわの徒然日記]著者ブログ
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