[シリコンバレーでの私たちの暮らし][理系の人]理系の開発リーダーが気持ち悪いと思う事

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Nice!
先日みんなで飲み会をしました。最近、ワインを飲む様になってきた開発リーダーも参加。他にはワインを作るお仕事に携わっている方などいろいろな方達が参加した飲み会での事。
この飲み会ではもちろんカリフォルニアらしく、カリフォルニアのワインが次々開けられる訳です。日本で買うと数万円、もしくは手に入らないワインなどもあり、厳選されてるので美味しい。参加されてる方々はもうそりゃ、皆さんいい気持ち!!っていう感じです。
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こんな感じのワインが空いていきます。そんな中、開発リーダーが

僕、このワインの中で、気持ち悪い事があるんですよね。

えっーーー!!カリフォルニアでワインを作る仕事に携わる方もいるというのに、突然のクレーム???それはあり得ない。焦る私。冷静に話しだす開発リーダー。

このJustinのワインなんですが...。

リーダーが言っているのは、カリフォルニアでちょっと話題になっている Justin(ジャスティン)のIsosceles(アイササリース)の事。このワインの94年物は各国の強豪を抑えて、世界最高のレッド・ブレンド・ワインに選ばれたもの。最近注目されるPaso Roblesという街で作られたワインです。
すごーーく美味しいのだけど、たしかにここに並ぶワインの同じ年代だとしたら、2011年のリッジのカベルネソービニオンには完全に負けています。まとまり方と味のインパクトがRidgeのほうがいい。

これはぶどうが難しいと言われた2011年ものですが、それでもすごく旨く作られていて、私の中では、このワインの中で最高のほぼ満点でした。
けどね。みんなで楽しむ飲んでいる時に「気持ち悪い」っていうのも問題。ハラハラする私。なにかみんながびっくりするような発言をするんじゃないか?と。
思わず、開発リーダーに、

あのさー、みんなで飲んでる時に、気持ち悪いってどういう意味??

と言って、話を止めさせようとした。
よーするに、私が言いたい事は、

空気読もうよ。みんなで飲んでるのだから、気持ち悪いって言う表現はしないだろうよぉ。

っていう意味。それで話すのをやめる。一安心だ。と思った私。甘かった。
開発リーダーは、話し続けます。

あっ、そうですね。じゃ、ちゃんと説明しないとですね。このワインが気持ち悪いっていうのは...。

えっーーー、話し始めちゃったよ。どうしよう。止められない....。止めるために言ったのに...。注意にもなにもなっていない。

このワインが気持ち悪いのは、Isosceles(アイササリース)って二等辺三角形のことじゃないですか。なのに、このラベルの右側のピンクの三角形が二等辺三角形じゃないんですよね。
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これは気持ち悪くないですか?

その場にいた人、みんな、しーーん....。
けどワインを作る仕事に携わっている方が間髪入れずに速攻で声をあげられた。

もちろんです!これは気持ち悪い。そういう名前にしたからには、ラベルにもこだわるべきで、やはり全部の三角形は二等辺にしなくては...。

そこからワインの方と開発リーダーは盛り上がり。

やはり、おいしいお酒をのむとみんなが。「えっ?これおいしいね。どこのワイン?」と、再度みんなが見るラベルっていうのは大事だと思うのですよね。そこに意味が違うものがあるっていうのは何とも言えない違和感がある。

ワインの方も

それはごもっともだ。やはり僕も見ていて気になる。

いやー、そうか???
まったく気にならない私。私は中身の方が大事です。ようするに彼等は、細部にもこだわる職人なんだ....。と思った。
私的には、今回のワインは、どれも美味しかったです。どれもすごく綺麗にまとまっていました。けど、どれが好み?と言われると、やはり一番よかったのは、ダントツでリッジのカベルネ。飲みましたという感じがするし、しっかりと味が印象に残ります。同じリッジのガイザビルが二番手で、タブラスクリークはジャスティンの二等辺三角形と競っている感じでした。
あぁー美味しい夜でした。けど、理系ってやっぱり見るところが違う....。