今日は終業式でした

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Nice!

ペイスケもタンコロも、今日は3学期の終業式。来月から新学年になるわけだけれど、その新学年に向けて、今の学年の成績表をもらってきた。タンコロの場合、成績表とは名ばかりで、今年1年どんなことを頑張ってきたとか、特に3学期はどんなことをして、なにが出来るようになってきたとか、まあ、普段ボクなんかがのぞけない学校での様子が項目別に書き込まれており、現状を認識するにはいいものだと思うんだけどね。自閉症と言う障害を持ってる子だから、純粋に成績を言われるよりも、何を何の目的を持って、今何が出来るのかが書いてあったほうがうれしい気がするよ。タンコロはやっぱり5年生の間は、交流学級が楽しかったみたいだね。人気者だったし、タンコロも交流先のクラスの友達も先生も大好きだったしね。そんな楽しみの上に、交流学級の子たちとのお泊り学習もあって、これは本当に楽しかったらしく、いまだにお泊り先の地名を口にするんだ。6年生になれば、修学旅行もあるし、5年生でのお泊り学習はいい訓練になったみたい。そういや先日行われたタンコロの1学年上の上級生の卒業式も、式典中花粉症のため鼻が苦しかったみたいだけれど、脱走することもなく、式典が行われる間、大人しくしていられたそうで、ちょっぴりホッとしてたんだ。学校での生活・学習の様子を聞いてると、成長も感じられるけど、家では自分のやりたいことを無理やり押し通そうとする傾向が強くなってて、家での様子しか分からないボクには、然したる成長は感じられなかった。学校での状況と家での様子の乖離。それがボクにタンコロの成長を感じさせなかったのかもしれない。だから、成績表をみて、ちょっぴりホッとしたんだ。今夜は秋桜に、「タンコロ路接する時間が最も多いのはお前だ。生活にもっとメリハリをつけて、タンコロの手本になるように。春休みとは言っても、生活のリズムは保って、ダレないように。」と言いつけていたんだ。一方のペイスケ。今度は中三になるし、受験を控えた1年になる。成績内容はほめられたモンじゃなかったし、成績の伸びも傾向もあったもんじゃなかったけれど、そうしたことよりも、ペイスケは周囲の友達の言動を気にしすぎることを指摘したんだ。「お前の人生、お前のモンだ。友達は一時のものかもしれないし、それは気にすると言うより自分を生かすための材料にしなくちゃ。可愛そうだけど、それくらいシビアに周囲を見て、自分をもっとも生かす方法を考えろ」と言ってたね。勉強はさほど出来なくたって、十分に生きていける。だけど、負けることはやっぱり悔しいし、勉強は出来ないよりは出来た方が、なにかにつけて良いに決まってる。人生は気分よく過ごすもんだ、と言うことを手を変え品を変えて言ってたつもりだけど、どこまで真意が伝わったかなあ。来年度は大変な1年になるね。二人とも卒業という大行事があるし、ペイスケは受験、タンコロは養護学校に向けての情報収集とその準備。感慨にふけってる余裕はないというのが率直な思いだけれど、いわゆる遊びの部分がないと苦しくなるしね。ボクの果たす役割も大きくなりそうな1年だなあ。