子供は大人を映す鏡

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Nice!

前回の記事の続きです・・・まずは前の記事からお読みください。「4年X組(のび太のクラス)って学級崩壊なんだって?」ほかの学年のお母さんから尋ねられました。先日、学校公開で幼稚園からのママ友と話したときも、「他のクラスのお母さんに『4年X組って学級崩壊らしいね』って 聞かれたんだけどさ・・・」と、何人かのママ友も同じように言われていたようです。しかし、当の4年X組の自分達の子供に聞いても「別に。特に何もないよ」とのこと。のび太のクラスには何かあると暴れる子がいる。椅子や机を投げたりするらしい。何度も記事にもしているがおそらくADHDだと思うのだが、親が「子供なんてやんちゃなもの」程度の認識らしい。例えば、ひとつの映像として「ひとりの生徒が机を投げようとしている場面」この場面を見たら、まあ、誰もが驚くだろう。確かに「学級崩壊」的なものを連想させる。しかし、のび太たちのクラスは3年生から同じクラス。のび太は2年生もこの暴れる子と同じクラスだったからそういう彼の暴力的な行動もある意味、日常的な感覚でしかないのかもしれない。・・・などと、想像していた。前の記事での担任(仮名・・・MK先生)との話し合いで、「今の子供達は全然、教師の話、授業を聞こうという意識が 欠落しているんですよ!」と 力説された。「今の子供達」と大きな括りで言われても・・・私は、自分の息子ののび太のことを話に来たのに、そっちに行くか?!と、思いつつ、聞いていた。「普通に授業をしていてもまったく関係ない話を 平気で大声でしゃべってるんですよ。 授業にならないんですから・・・」えええ?それってX組の話?MK先生の話を私なりに要約すると・・・・・今の子(X組の子)は、自分が興味のある話しか聞こうとしない。だからといってキツク叱ると、今度は無視する。昔の子にはいじめの加害者の子にも「相手の気持ちになってごらん。自分がされたら嫌でしょ?」と、情に訴えればちゃんと理解できた。今の子は情に訴えても、自分に置き換えて考えさせても、まったく心に響いていない。興味がないから本気で聞いていないんです。友達もゲームのモンスターみたいに思っていて、倒してもまた、復活する、相手を泣かせても罪悪感も何もない。だから、簡単にはいじめをなくすことは出来ない。と、いうことを、遠まわしに言いたいらしいのだ。だけどね、このX組って3年生から同じメンバー。3年の時のKP先生の授業なんて、誰一人、無駄話する子もいないほど、シ~ンとしていて逆に 子供らしくないね~なんて思っていたほど。4年になって7月に産休に入った先生の時はどの子供達も「楽しい。授業が面白い」と言っていた先生。KP先生の時にはなかった明るさ楽しさで惹きつけて生き生きと楽しく授業を受けていた子供たちだった。だから、私たちからすると、「それはMK先生の力不足じゃないですか?」と、思ってしまうのだ。確かにMK先生の話も一理あるとは思う。しかし、X組の子たちは、少なくても夏休み前まではそんな感じではなかった。「今の子供達」とひとくくりにするのもいい。ゲームのせいにするのもいい。親の育て方のせいにしたっていい。でも、でも、自分の指導力不足や子供達との心の距離の取り方に問題があるかも、という考えには至らないのだろうか?子供に問題があるときは接する側の大人にも必ず問題がある。「子供は大人を映す鏡」年配でベテランの先生を前に、いろんな気持ちを飲み込んでいた、私でした。実は・・・まだ・・・続きそうな気配が・・・・!