そんなわけで、ローコスト系工務店が我が家の家づくりのパートナー候補の本命となっていったのですが、パートナー選びの大きな流れは、だいたいこんな感じになりました。1.工務店の情報を得て、資料を請求。 このとき、情報を得る手段として、(1)住まい系のネットポータル、(2)注文住宅系の家づくり雑誌、(3)某大手住宅情報誌が運営している家づくりカウンター、(4)土地を仲介してくれた不動産屋の紹介、という大きく4種類のものを活用しました。2.資料を見て、気に入った工務店に連絡をとり、買った土地の図面と希望する間取り条件などを伝え、間取りを提案してもらう。 建築事務所とかだとこの段階ですでに設計料などが発生してきますが、工務店の場合はこの段階はまだ無料です。 ただ、もちろん相手方にはコストが発生することなので、あまり安易に手を広げず、本当にここだったら条件次第で契約してもいい、と思えた業者に厳選してプランニングの依頼をするようにしました。(とはいえ、依頼した工務店の数としては10業者くらいにはなってしまいましたが…)3.出てきたプランの間取り、費用見積もりなどを見て、業者を絞り込み。 この段階で、半分くらいの業者は「見積もりが高すぎ」で落選していきました。 私の希望する間取りは、グルニエを非常に広くとったり、浴室を大型化したり、断熱材を補強することを求めたりなど、それなりにコストのかかるものになっているため、業者が想定する標準プランからはかなり外れたものになることが多かったです。その「カスタマイズ部分」のコストが高い業者の場合、パンフレットなどで宣伝している坪単価の倍以上になってしまったりすることがあり、そういう業者はこの段階で外しました。 また、設計のスキルが弱い工務店もあり、そういう工務店の出してくるプランは私が希望する条件が満たされていませんでした。そういう業者も当然外すことになりました。4.絞り込んだ業者とは実際に会ってみて、さらにプランを詳細化。 業者が出してきたプランが優秀な場合は、そのプランを前提により細かい希望を出して、見積もりを最終化していきました。 一方、業者のプランがいまいちだった場合は、私があらかじめ作成した間取りを見せて、こちらをベースにプランを作り直してもらうように依頼することにしました。 だいたい、業者のプランで進めたケースが半分、私のプランで引き直してもらったケースが半分くらいでした。 この段階でも、やはり希望する間取りがどうしても入らない業者や、希望を細かく伝えていくとどんどん値段が上がっていく業者があったので、そういったところは外していきました。5.最終プランが揃ったところで、最終判断。 この段階まで残った業者は、だいたい3社くらいでした。業者側からもこのあたりで「そろそろ決めてもらわないと、これ以上は無料での提案はできない」といった話が出てくる段階です。 ここで、最終提案のプランの(1)スペック(柱や梁の材質、断熱性能、構造、外壁、屋根性能など)(2)間取りのクオリティ(希望がすべて満たされているか、動線は整理されているか、日照はいいか、無駄な空間はないか等)(3)コスト(スペックに対して割安感があるか) といった要素を総合的に考慮して、家造りのパートナーを絞り込みました。