地蔵盆と雷

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Nice!

今日は地蔵盆の日。講の男衆がお地蔵さんの祠に提灯をかけ、お灯明をともしてスタート。当家(とうや:当番の家)の女房が鉦をならす係。祠の向かいの石段(のぼると神社がある)に陣取り、ひらたい鉦をゆっくりとしたテンポで打ち鳴らし続ける。近場にあるあと2つのお地蔵さんの鉦も聞こえてくる。夏の終わりの風物詩だ。当地では地蔵盆はかろうじて開催されている感じ。講もだんだんと小さくなり、面々も高齢化。時間も短めである。なにより子ども達がろくに来ないのがちと寂しい。秋祭りの時には子どもがわんさといるので、少子化というよりは地蔵盆という行事があることが新しい住人達に知られていないという感じ。雲行きも怪しいということで50mほど離れた隣のお地蔵さんの講の面々と申し合わせ、少々早めに片付けをはじめて切り上げることに。案の定夕飯をすませると雷。ひさびさの雨にしばしほっとする。私がここいらに住み始めてからというもの、地蔵盆といえば50%くらいの確率で夕立がくる。夏の終わりの合図のようだ。猛暑もそろそろおわりだろうか?