私が幼少の頃、トイレに行くのが凄く怖い時期がありました。
トイレの壁に大きなポスターが貼ってあり、海中の写真だったのですが、その独特の配色が、私には恐怖に感じました。
それで母に「あのポスター怖いから外して」と頼んだ事があります。
しかし母は「何が怖いのか全くわからん」と言って外してくれませんでした。
だからいつも目を瞑ってトイレに入っていました。
今思えば、これは視覚過敏による恐怖だったのだと思うのです。
視覚過敏を持つ人には恐怖を感じる形や配色があるのだそうです。
他にはこんなことがあります。
今でもそうなのですが、地図が怖いです。
町地図のような小規模なものは平気ですが、
日本地図や世界地図のような規模の大きなもので、しかも色が鮮明についているものがダメなのです。白地図なら大丈夫です。
中学・高校の頃、地理の授業で地図帳を使いました。
それは私の苦手な世界地図や日本地図、そして色は鮮明です。
授業中なら周りに人がたくさんいるので恐怖が軽減されます。
でも自分の部屋で1人で勉強する時に見るは怖いので、絶対に地図帳を開けませんでした。地理の宿題や試験勉強は、学校で済ませるようにしてました。
何が怖いのかと聞かれると説明できないのですが、とにかく形や配色が、私の視覚には耐えられなかったのです。