それでもまだ、「私の趣味・特技を活かせる場所がどこかにあるはず」と思って、探していました。とりあえず、作った作品は写真にとって、趣味用のブログにどんどんアップしていくことにしました。これを続けていれば、いつか誰かの目に留まって、嬉しい話が舞い込んでくるかもしれない。そう思いながら、作って撮ってアップして・・・の繰り返しをずっと続けていました。何も無いまま2~3年が経った頃のことです。ようやく、ある出版社の方の目に留まり、雑誌に掲載して頂いたことがありました。それですっかり自信をつけた私は、雑誌の手作りコンテストに自ら応募してみました。すると、優秀賞を受賞したとのことで、出版社から連絡があり、ライターやカメラマンの方々が、わざわざ自宅まで取材に来てくださることになりました。自分の手で作った物を、プロの方が撮影したり、文章にしてもらえるなんて、嬉しくてたまりませんでした。「地道に続けていた努力が、ついに実った」と思いました。だけど、やはりここで、コミュ障の壁にぶつかりました。取材の際は、前もって受け答えの練習をしておいたし、自分の興味のあることに関する話は、それなりに会話を続けられました。しかし何と言っても苦手なのは雑談。知ってる人と雑談するのも超苦手なのに、初対面の相手と雑談なんて、どうすればいいのか・・・。相手は気を遣って色々と話しかけてくれるんだけど、私はなかなか言葉が出なくて沈黙が続いてしまうし、頑張って喋ろうとすると、トンチンカンなことを言ってしまいます。疲れてしまって、ライターさんたちが帰ったあと、しばらく寝込みました・・・。続く。