安定した暮らしをさせるために
どんなことに気をつけているのか
という質問をいただき、
数日考えていました。
1.ツヨの知りたい情報を過不足なくツールを使って示すこと
この先一週間、
ぼくは何をして過ごすのかな?!
と、とても気にしているのなら
確実にわかる方法で教える。
最近カレンダーの意味が少しわかるようになったので、
月曜 学校→寄宿でねる
火曜 学校→寄宿でねる
水曜 学校→寄宿でねる
木曜 学校→寄宿でねる
金曜 学校→ママと家に帰る
土曜 ママ→パパとおふろ
日曜 ママ→パパ→デニーズ
と、ゆっくり口頭で言います。
すぐ記憶します。
(今、寄宿に一か月体験入舎しています。)
当たり前ですが、スケジュール表示は安定の大前提です。
ただスケジュールが細かすぎると、家族の首を絞めることになります。
雨が降ると変更しなくてはならないこともあります。
出かける先は親だけ心づもりしておいて、
「お出かけ」とだけ伝えることもあります。
それは週末にツヨ自身の希望で選ぶ余地を残すためでもあります。
予定にしばられない。
そして過不足なく、です。
2.いつもの通り、を尊重する。これをやると安心だ!というものを邪魔しないであげる。
「多少儀式的でも、手順を踏まないとむしろストレスがたまるようなこと」は
おおらかに見守る。
暑いのに、ダウンジャケットの一番上まできっちりしめるとか。
食べ物を口に入れる際に、「どうぞ」というまで口に入れないで
こちらをじっと見て指示を待っているとか・・・
こういうことには波や飽きがあるので、自然の流れに任せています。
細かいことで「そんなの意味ないじゃん」「早くして」「融通がきかないな」
なんていちいちイライラしていたらこちらの身が持ちません。
そうゆう風にしかできないのが自閉症。
3.間違ったことを強化しないようにする
求められるまま遊園地に毎週連れていっていたら
毎週行かなければ暴れるようになった。
そして暴れたので仕方なく連れていった結果、
暴れれば遊園地に行けるという強化をしてしまった。
↓
まずこちらの都合を決めて
月一回くらいのペースでしか行かないことを
がんとして通すべきだった。
でも必ずリカバリーできます。
間違った強化をしていることに気づくことが大事です。
リカバリーをあきらめたら
家族は子どもの言いなりで動くようになってしまいます。
4.要求を言えるツールを見つける
ツヨは最初は写真でした。
そこにひらがながつき、
今は写真は外し、ひらがなのみにチャレンジ中です。
一足とびにはひらがなツールにはいきません。
ひらがなは一握りの簡単なものだけ。
他はすべて写真です。
アイパッドに、私が携帯で撮った写真や、検索して得た画像をたくさん貯めました。
遊びに行った先の写真を入れておくと
『また行きたい!』と指さしてくれます。
ただ、気を付けないと視覚の刺激は強すぎて
必要以上に要求にこだわってしまうことがあります。
こだわりすぎたときには
「見えない方が幸せ」
「見えない=存在しない=こだわる必要もない」
これは最近思いました。
やはり誤った強化なのでしょうね。
特に
1.スケジュール
4.要求ツール
の二つを必ずしないと、いずれ精神疾患になる
と児童精神科の医師に脅されています。^^;
つまり行動障害や二次障害を起こすということです。
行動障害とは、不適切な介護によって生じるものです。本人のせいではないのです。
他害や自傷、器物破損などです。
二次障害はうつや統合失調症などの精神疾患等になることです。
私も日々、これでいいのか、これでいいのか、ああっ!失敗してしまった!
の繰り返しです。
でも同じ過ちは何度も繰り返すと悪夢に代わります。
偉そうになってしまいましたが
私も永遠に勉強中です。
子は親の鏡・・・!^^;