物の名前はきまった文字でできた単語になっていて
言葉はすべて文字で表すとこができること
それを知らなかったツヨ。
字を書けないかたでも
流暢に話すことはできるけれど
話せないツヨには
文字で表すことが
コミュニケーションの大きな大きな役割になるのです。
単語をどれだけ文字に置き換えて覚えることができるか。
例えば
ぶどうたべる~?
と
私がツヨに聞く。
ツヨ
コクンとうなづく。
これはできる。
ぶどう=紫の丸いのがたくさんついたやつ。
でもぶどうが食べたいと思っても
勝手に冷蔵庫を開けて
食べてしまうことは律儀なツヨはしません。
そこで
学校で教わったのがこれ。
冷蔵庫にはってあります。
50音は何年も何年も勉強しました。
あとは単語をいくつ憶えられるか。
そう
ぶどうは
ぶどうと書くけど
人はたいがい「ぶどお」と言います。
それが日本語。
耳から聞いていた単語を
ひらがな表で「ぶどう」だよ、と教えて
それをシンボルとして使う。
ツヨはまずやる気のある食べ物を憶えてもらっています。
要求したいことを憶えるのが一番。
これこれ。
食べ物は素材から料理まで一般的なものは何十個か憶えました。
ツヨの認知(知的能力)ではこの先そんなにたくさんは覚えられないでしょう。
二語文の標記化も難しいでしょう。
でもいいんです。
少しでも生活が楽になることが目的です。
学校にて。
かなり何回も何回も反復練習。
先生、ありがとうございます。
今日、夕食後、
洗い物をしている私のそばに立って
じっと私を見ているツヨ。
「なぁに?」
と聞くと
冷蔵庫のひらがなカードをトン・トン・トンと指差して
『ば・な・な(たべたい)』と要求できました!
あ、これね!
キッチンにしばらく置いてある、かなり熟してきたキリン模様のこれか!
たいへんよくできました!!^^
すぐにコトも呼んで三人でおいしく食べました。
『お、この表、べんりじゃん』
とツヨが思ってくれますように。
いつも応援ありがとうございます~T T
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