この記事は3部作です(笑)「心理検査と息子のこと」「自分の特性を知ること」こちらを先にお読みになって下さい。さて、心理検査を終え、検査士の方とのび太の告知について話をしてきた私。いつものように、精神科の診察で心理検査をしてきた事、こんな検査したよ、のび太、昔、こんな検査やってすごく得意だったよね~なんて感じで軽く話をそっちへと持っていく(笑)「のび太、新しくなる前の ●●病院に通ったの覚えてるって 言ってたよね」「うん、あの▲通りにあったの、 覚えてるよ」「新しくなった●●病院も 二回くらい行ったんだけど 覚えてる?」「う~ん…何となくしか 覚えてないなあ」「そうか~ 今日先生に聞いたら べー先生ってもう退職されたんだって」「そうなんだー!」「…………………………」「ねえ、のび太、 なんでのび太が●●病院に通ってたか 知ってる?」「…うーん…何となくは…」「へえ~何となくわかってたの?」「まあ…」「ちゃんと知りたい?」「えっ!?えっ!? 今はいいよ、今はいいよ!!」「そうか~」「だって何となくわかるから」「そっか、そっか、そうだね。 何となく知ってるならね、いいよね」「うん、いいよ、今は。」「じゃあ、ちゃんと知りたくなったら いつでも聞いてね。 ちゃんと答えるから。」「うん。」そうか、何となく知ってたか…だって本棚の発達障害関係の本、見てる形跡あったしね、って言うか、あれ、わざと、お母さん、手に取りやすい感じに置いてたんだよ(汗)何となく知ってたか…そうか、そうか。何となくは知ってるだろうな、と思っていたけど、本人に、知ってる、って言われたらちょっとどぎまぎした。知ってたか…でも、いつかは知らなければいけないことだしね。発達障害、高機能自閉症、広範性発達障害…そんな診断名なんかどうでもいいのさ。のび太が自分の特性を知ってそれを補う術を会得したり、才能を更に伸ばせる力を身につけてくれたら、それでいいのさ。ただ、もし、さ迷った道が真っ暗で茨の道なき道を傷だらけで歩かなきゃいけないとき、兄弟のいないのび太がお父さんもお母さんも万が一、早くにこの世からいなくなった場合、「発達障害」「高機能自閉症」「広範性発達障害」というキーワードが君を救うかもしれないから知っておいて損はないよね。ネットを開けば同じ診断名の同じ特性の同じ悩みを 抱えた人たちに出会えるはずだし、どうしようもなく困ったらこの診断名で受けられる援助が受けられるかも知れない。そして、このブログを見てくれたらお父さんもお母さんものび太をどうやって育てたか、のび太がどれだけたくさんの人たちに愛され援助され手を引かれて成長してきたか、わかると思うのだよ。何度も書いたけどこのブログはお母さんの遺書だからね。のび太が道に迷ったら、このブログを読んでくれたらいいな。そして、このブログを読んで本当に大切なことは目に見えないこと、目に見えない他人の辛さをも感じられるのび太でいて欲しい。お母さんはいつも人生はプラスマイナスゼロだよ、って言っていたよね。つらいいじめを経験したのび太に次は絶対すばらしいことがあるからね♪って言って本当にそうだったよね。お母さんは、お父さんとのび太といつも幸せいっぱい楽しいから病気にでもならないとプラスマイナスゼロにならないから病気も運命なんだよ、だっていつも幸せだから病気くらいならないと不公平なんだよ、って言っていたよね。視覚優位ののび太には難しいかも知れないけど愛情や優しさやいたわりや切なさやそんな目に見えないものを信じて生きて下さい。これが、お父さんとお母さんからのび太の特性についての「告知」です。