危険がわからないということ

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Nice!

気の小さい方は読むのに少し勇気が必要かもしれません。さっき、夕食の支度をしていて、もうあと5分でできるという時のこと。コトにお箸や、取り皿を並べてもらいました。いつもはあまりじっくりは料理できないけど、今日はパパもいるし・・・と最後の炒め物をしていると・・コト「ツヨちゃん鼻血出てる。」私「あれっ、ホント?」とカウンターごしにツヨに目をやると・・・血が・・Tシャツ・顔・手に!見ると鼻から血がタラタラ!「な、何っ?!」はっとしました。手元にお箸・・・。「ツヨが鼻にお箸を刺した!」私の声で、主人も顔色を変えました。どのぐらい奥まで刺したのかはわかりません。泣くでもなく。鼻血をすするツヨ。嫌がるのを何とか鼻を押さえ、押さえ、待つこと10分。止まりました。その後うがいをした時も出血していなっかったので大丈夫でしょう。どうしてそんなことをするの?わからない。怖いとか、危ないとか、全然わからない?信号でも、手をきつく握っていないと車道だろうがトラックが来ようが、行きたいほうへ身をよじって進もうとする。これは知的レベルなのか、自閉症の特徴なのか。たぶん、複雑に絡んでいるんでしょう。親だからひいき目に見てきたけど、トイレも一人で行って帰ってこれるけど、残念ながら、ツヨは一生、誰かの介助がないと到底生きていけない。怖いことを書くと、自閉症の人の寿命は健常者より短いらしいです。それは事故が多いから。こんなことを書くと多くの自閉症児のお母さんはショックかと思いますが、だからこそ、自分の子の安全を守ることに心底一生懸命にならなければ。「今はできないから、大丈夫。鍵開けられないから。「鍵まで届かないから。」「大人しいから。」「一人ではエレベータ乗らないから。」「窓のロックきついから。」「勝手に家を出て行かないから。」よくそんな言葉を耳にします。でも、明日、できちゃうかもしれない。もっと物理的にネジや鍵がないと開かないドアや窓に変えないと・・・。わが家もお箸、長いもの、尖ったものの管理は今以上にしっかりがんばります。                       今日も読んでいただきありがとうございます。                    もしよかったら応援のクリックをお願いします! ↓