アメリカには、コミュニティカレッジというものがあります。これは、高校を卒業した人はもちろんのこと、社会人がもう一回勉強し直したいとか、この部分のこの勉強を再度やり直したいとか、基本的には誰でも入れる大学です。香穂は、夏休みとかは、このコミュニティカレッジで勉強しておりました。 コミュニティカレッジの利点は 授業料が破格に安い 誰でも入れる(留学生は、TOEFL等の点数を満たさないといけない) 進路の選択がまだできていない人も通える 一度社会人になった人が再度学生になる時に学びやすい ○○の技術のライセンスだけが欲しい などです。基本的には、全員合格になるわけですが、 香穂の友達も「進路がまだ決まっていない。家族にお金がない。」等々の理由からコミュニティカレッジを選択した同級生は結構おりました。 我が家の近くにあるデアンザカレッジは、レベルも高く、IT関係の授業も豊富で選ぶ人も多いのですが、なんとここですごい事がおこりました。
8000人以上が、ウェイティングリストでは入れないというのです。 きのうのレジストレーション開始の初日に私は、大学前を通りましたが、駐車できない車が学校外に溢れ出て、警察が交通整理にあたっておりました。 なにがあったのか?とおもったのですが 折からのUCや、ステイトの予算削減で落ちるはずのなかった大学生達が不合格通知を手にしたために、こぞって進路をコミュニティカレッジに向ったようです。 香穂はこのニュースを聞いて半端なく心配し、怒っておりました。 というのも、高校時代の吹奏楽部の友達がコミュニティカレッジを選択しているからです。 まだ自分がなにをしたいのか。よくわからないので、コミュニティカレッジを選んで、よく社会を見るといっていた友達です。 複数の友達がこの大学を選んでいるために、 「今の時期に行くところないよっていわれても、もう行く場所ないじゃん。なんなんだよ、この政策!」 っていう感じですね。 教育をうけたいと願う子どもたちに教育を与えることができないというのはとても悲しいことです。 香穂の受験する年は大変になるときいていましたが、これだと香穂の下の年齢の子どもたちも大変です。 どうにかならないか?と思うアメリカの経済政策です。 〜〜今日のウィンディー(脳腫瘍を患った我が家の猫)〜〜 動きがゆっくりで、まっすぐは歩けませんが、立ち上がる時に補助をしてあげれば立てます。香穂の誕生日まで(あと9日)は生きててほしいと願う母です。