講演&シンポ 『特別支援教育の展望と課題について』

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Nice!

昨日は、かごしま子ども発達相談支援センターの講演を聴講しました。1部は鹿児島大学の雲井先生による講演。事例を通しての教育的支援の実際を講演されました。LD等の特別な教育的ニーズを持つ児童に対しての学習支援は、その子に"match"したツールや手法があればスムーズにサポートされるのだなぁ、 そう考えると特別な支援と身構える必要はなく、普通に配慮することが出発点なんだ、と感じました。2部は、県教委、養護学校、小学校の先生らを交えてのシンポジウム。県教委側からは来月からスタートする特別支援教育制度の展望。養護学校の先生からは、センター的機能と地域支援について。小学校の先生からは、学校現場の実際について。それぞれの発表者からは核心的なコメントがあり、興味深かったです。共通のポイントは、校長・教頭など管理職の担う役割の重要さ。現場の先生を活かすのは管理職の手腕次第といったところでしょうか。発表された小学校の先生が、学校全体での支援体制づくりがすすんだのは「なにより校長先生のバックアップがあったからこそ」、と述べられておりました。県は既に管理職向けの研修を行ったとの事。全校長の手腕に期待です!        ( 開演前の様子 サンエールかごしま )