集合写真は難しいのだ

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Nice!

卒園間近になってきました。幼稚園バスの運転手さんへ渡す色紙に貼るための、写真をバス停で撮りましょう!というメールがきました。集合写真。しかも園バスに乗る前の朝のひと時で。うーん、集合ですか。できないでしょう。イレギュラーちゅうのイレギュラーですよね。バスに乗りにきたのに、急に写真だ!並ぼう!笑って!ほかのお子さん達12~3人が先に並びます。そこへ、ツヨをあとから立たせて、シャッター!という作戦。一応、カメラを見せて、写真を撮ります。と予告。しかし、体調不良と場面の悪さで、僕はごめんだよ!みたいな顔のツヨ。正式なクラス写真は頑張れたときもありました。シャッターを切るお母さんが、5数えたら入ってね。1、2、3、4、5!エイッとツヨを端に立たせる。でもヒーヒーわめいてしまって、カメラ目線だった子供たちが一斉にツヨを見てしまう。本当に一斉に。ほかのお母さんたちは、みんなはコッチ見て!と叫んだり、並び方を変えてみたり。おおわらわ。 次第に泣きそうになるツヨ。じゃ、抱っこしてママも入っちゃいなよ!の声。イヤイヤ、私、顔、写りたくないよ。私がカメラに背を向けてしゃがんで園児と並び、ツヨだけ抱っこで前を向かせたら、よけい怪しいよっ!の声。そしてどっとウケてる笑い声。結局子供たちの最後列に回って、ツヨだけ高く掲げてみたら、ヒーヒー言いながらも、なんとかカメラ目線成功。『よかったね!』お母さんたちの安堵の空気が流れる。お母さんたちも、子供たちも、みんな笑顔。みんな普段は何も言わないけれど、静かに気を使ってくれている、見守ってくれている、そんな空気に、いまさらながら気づきました。楽しい幼稚園生活も、あとわずかです。                    ツヨに応援のクリックをお願いします! ↓