「今のところ、何事も無く、平和」新学期が始まって、「またいじめられるんじゃないか・・・」と、必要以上に緊張していたのび太。でも、今のところ「平和」だそうで・・・
「でもさ~昨日僕の秘密をばらされそうになってさ~」
「秘密って?」
「僕の好きな子のこと」のび太はKちゃんという、幼稚園から一緒の女の子が好き。Kちゃんは、レッサーパンダの様にカワイイのだ。(この表現、間違ってないよね?)勉強もとっても出来て、スポーツ万能、でも他の女の子のようにキャピキャピしたところが無く、冷静で落ち着いた感じの女の子。のび太、なかなか見る目がある・・・!
「○くんと△くんが『のび太の好きな子ね~』 って、みんなに向かって大きな声で言おうとするんだもん」
「ははは~自分の秘密を守ってくれない人は 信頼できる人とは言えないんじゃない? ○くんと△くんはまだ信頼できる人ではないんだよ」
「う~ん・・・そっかぁ」
「でもさ~小4には秘密にするなんて まだ無理じゃないかな? のび太だって、お友達の秘密を知ったら 誰かにいいたくなっちゃうでしょ?」
「(ニヤッ・・・)うん・・・言いたくなる」
「ね?だから本当に知られたくないことは 自分の心の中にしまっておいた方がいいよ。 自分もお友達の秘密を内緒にしておけるようになったら 自分の秘密を本当に信頼できる人にだけ 言えばいいんだから。」
「でも僕、○くんと△くんは信頼できると思ったんだけど」
「まだ、10歳には内緒や秘密は難しいよ~ もっと成長して中学生くらいになれば 本当に信頼できる人が見えてくるから。 その頃には○くんや△くんも信頼できる人になればいいね。 でもそれには、のび太もお友達に『信頼される人』に ならなくちゃダメなんだと思うよ。」
「そっかぁ~だからお母さんもお父さんも、 お正月におじいちゃん家で、好きな子の話になったとき 何も言わなかったジャン! お父さんとお母さんは信頼できる人だ。」んぷぷ・・・光栄です。信頼していただいて。大人になるということの一つに「秘密を守れるか」は大事な条件の一つだと思う。そんなオトナになれたら、Kちゃんも振り向いてくれるかも・・・?!ま、それだけじゃダメだけどね(爆)