私は昨年アスペルガーの確定診断を受けましたが、診断名がついたことで、30年以上抱えてきた違和感の正体が分かり、とても救われた気持ちになりました。でも、良いことばかりではありません。診断を受けたことで出現した弊害もあります。元々神経質な性格でしたが、診断後は、より神経質になったような気がします。診断名がついたことによって、自分が少数派であることが確定的になったので、「自分の感覚は人とズレている」という気持ちが診断前よりも一層強くなり、何をするにも不安感が付きまとうようになりました。たとえば人と会話をしたあとに、「私はアスペルガーだから、もしかして無意識に相手を傷つけることを言ってしまったかもしれない」と一日中気になったり・・・そういうことが毎日あるので、以前に増して疲れやすくなったような気がします。