所詮、他人事

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Nice!

以前も記事にしたような気がするが、のび太が幼稚園のとき「言葉の教室」に通っているとのび太と同じクラスのママに話したとき、「えええ~?!言葉の教室??? 自分の子供が言葉の教室に通うことになったら ショックで立ち直れない~~~!!!」なんてことを正面きって言われたことがある。言っておくが「言葉の教室」は「障害児の療育」とは違う。単に発音が悪いだけの子もたくさん通っているのだ。私にしてみれば、そういう事を面と向かって言えるアンタの存在がショックで立ち直れない~~~!!!って感じだよ。療育で一緒だったあるお母さんは二人目が妊娠したとき、お姑さんに、手紙をもらったそうです。同居してるにもかかわらず・・・・「切迫早産にならないように。 陣痛促進剤は使わないように。 母乳のみで育てるように。 布オムツで育てるように。 ○○(自閉症の長男)と遊ばせないように。」彼女は出産前に旦那さんと長男くんと実家を出ました。 幼稚園に子供を通わせている友達が耳にしたお母さん同士の会話。ママA「○くんって自閉症なんだって。」ママB「あ~やっぱりね~。先生も大変だよね~」ママA「ホントだよね~。 自分の子供があんな風に先生に迷惑かけるなんて いたたまれなくて預けられないよ」ママB「うんうん。周りに迷惑かけてさ~一生、生きていくんだよ。 耐えられないよね~」ママA「自分の子はそんなのじゃなくて良かった~」ママB「でもね、頭のいい自閉症って言うのもあるんだって。 それもちょっといい、じゃなくてものすごく頭がいいんだってよ!」ママA「へ~!いいね~それ!」ママB「モーツアルトとかそーゆー有名な人にも多いんだって!」ママA「あ~そっちの自閉症だったら良かったのに~!」ママB「○くんはフツーの自閉症で残念だったね~!」これを小声での会話ではなく、デカイ声で笑い話っぽくしゃべってたことに友人は怒り心頭だったそうです。「無知」というものは、こういうものなのでしょう。恐ろしい・・・いつ、自分の身内や親しい人に自閉症の子が授かるかもしれない。もしかしたら、そういう自分の子だって、そうかもしれない。決して、ハンデのある人や社会的弱者を非難したり、揶揄するような言葉を言ってはいけないと思う。そういう言葉を発する者こそ、人として異常だということを知り、恥じるべきだと思う。