行ってきました、就学相談。夫とツヨと3人で。ツヨの行動はいつも私達の予想を超えていってしまいます。3人にとって初めての場所。車に乗る前にツヨに建物の写真を見せました。じっと見入るツヨ。到着して玄関に入るやいなや立派なエレベーター!!ああぁ、何てこと!ダッシュで飛び込むツヨ!パパが慌てて一緒に乗り込みます。一回やれば気が済むんじゃない?そんな私達の期待を裏切り、ツヨは乗り続けました・・・。そのうち担当の先生と心理士さんが現れ、「あと一回でおしまい。」と私が言うと、「ぎゃ!!」と叫ぶツヨ。10分、20分・・・。おもちゃや教材をいろいろ見せて切り替えようとしても逆効果。重い木のおもちゃを投げつけ、床に頭を打ち付けて怒る。抱っこするパパの顔を殴る、めがねを投げ捨てる・・・。そのうち先生と心理士さん、パパと私の大人4人も一緒に乗り、皆で上がったり下がったり・・・。大人4人でも太刀打ちできないのかっ!じゃここで相談を始めましょうか・・・と先生。熱いような冷たいような汗がどばっと吹き出ます。行き先カードで部屋の写真を見せ、一瞬検査を受けられた、と思ったら、さっき投げつけた教材を心理士さんが出したとたん、またギャーッと泣き出して、下に投げつけ、床に頭を打ち付ける・・・。ああ、どうしてそれをまた出すかなぁ・・・。(でも人にではなくて下に投げつけるところがいいヤツなんです)結局、トランポリンや大型遊具のある大部屋へ、抱っこでだだーっと移動。ま、ここならいいか、と遊び始めたツヨ。片隅のテーブルで相談を始めました。心理士さんは検査のトランクを部屋に持ってきて、何とか検査にさそいますが、「ぎゃっ!!」と一喝するツヨ。スリムな心理士さんに「ぎゃっ!」っといろいろ命令して道具のようにこき使って遊んでもらっていました・・・。最近のツヨをコントロールすることはもはやだれもできません。人のいうことがほとんど分からない上に、こだわり、意思は強固。制止、禁止、注意、無視、おだてても誉めても、どれも全く聞き入れない。「重いですね・・・自閉。これで手帳は中度ですか。」先生からはっきり言われます。この対応の困りようは重度で間違いないんです。でも落ち着いていれば検査は大好き。言葉以外のところはどんどんこなします。(でも大体心理士さんの顔なんて見ちゃいない。)身辺自立もできてます。そして器用。運動面も年齢相応。「すごい凸凹ですね。今まで会ったことがないです」と先生。カードを使った自立ができるようになること。そして、独特のひどく強いこだわりを周りの人となんとか妥協していく道をさがしていくこと。この二つを目標にしたほうがいいですね、とアドバイスされました。養護学校を薦められました。というか私達も、養護しか無理だと分かっていました。ツヨとコミュニケーションをとる接点は小学校にいる人たち、そして個別の先生には、ないのです。国立の自閉症専門の養護学校を第一希望。地元の養護学校を第二希望にしました。地元の養護学校はとてもいい学校ですが、特に自閉症教育が進んでいるわけではありません。まずは国立の抽選を受けてみます。遠いです。6年間送り通せるか心配ですが、ここで楽な道を選ぶと、ツヨにとって取り返しのつかないことになるかもしれない。そんな気がするのです。相談した先生にもそういわれました。この日の検査で、せめて指差しくらいできたら・・・、とカードを使っていろいろ特訓?したのに、結局暴れて検査不能。ええ、人生そんなものです。 よかったら応援のクリックをお願いします! ↓