もう趣味の域ですな、これは ♪

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Nice!

花粉症による鼻水・鼻づまりの症状をこらえて、鹿大教育学部のフォーラムに出かけました。    フォーラムのご案内  今回は文部科学省の平成19年度専門職大学院等教育推進プログラムとして採択された事業についてのフォーラムでした。この事業『 生きる教師力を育む特別支援学校教員養成(鹿児島大学と琉球大学との共同取組)』は、全国の国公私立大学から申請のあった108件のうち採択された38件の一つです。多様な教育的ニーズを持つ児童生徒へ対応出来る教員の養成は時代の流れを感じさせます。シンポジウムの中で、「特別支援教育教員養成課程の学生だけでなく、教員を志望する全ての学生がスペシャルニーズ児に対応出来る最低限の支援スキルを習得されなければならない。」と、触れられていました。全くその通りだと思いました。 現在の学校現場では特別支援教育の成熟度に濃淡があると聞きます。当然といえば当然です。現職の教員の殆どは、障害児教育力?を身につける義務もなかっただろうし、そんな教育も受けてこなかったのではないかと思います。シンポではまた、大学と県教委が連携し地域の小中学校に学生支援員を派遣するという取組みが紹介されました。当県では始まったばかり取組みで14人の学生が派遣されたとのことです。京都府ではなんと260人もの学生派遣の実績があるそうです!今後の展開に期待したいところです。配布された資料に、学生のアンケート結果があり、Q「 障害のある子どもに関わる特別な技能はどこで身についたか?」の問いに対して、鹿大・琉大の半数以上の学生が、A「ボランティア等の活動を通して」 と答えています。いつもボランティアをお願いしている立場の保護者としては、学生さんに対して何かの役に立っているのだな。と思いました。と同時に、ボランティア活動を良き指導者がサポートしてくれるとまだまだ学生さんのスキル向上につながるかも。なんて思いました。シンポに先立ち、「特別支援教育の動向と課題」 と題して、中村満紀男(筑波大学人間総合科学研究科教授) 先生の基調講演がありました。とーっても聞き応えがありました。特別支援教育制度がもたらすものは、教育の改革、さらには学校の改革、ひいては社会の改革につながる可能性を秘めている。だから、与えられ遂行する制度ではなく、関わる誰もが深い理解を共有し、みんなで支え育むことが大切なんだ。等々・・・キャリアのある方は言葉に重みがありますねー!このフォーラムに参加して、様々な取り組みを知りHAPPYな気分です。これだから講演会巡りはやめられない