さて、前稿「大学時代の超アスペルガー的大失敗」を書いたのは、
「こういうケースにアスペルガーは極端に弱いのでは」
ということを書きたかったからだ。
世の中いろんな人間がいる。
この「教授」のような人間は少なからずいる。
まあ、体育会系って気もするが、そうでなくてもゴロゴロしている。
「そこをなんとか!」で済まない人間対応をどうするか。
別に私は往生際が良い方ではない。
アスペルガーも成長する。
だからこそ「そこをなんとか!」と各教科の教授まわりをしてお願いしまくっていたのが、これで何とかなるところまでは上手くいっていたわけだ。
だが、「そこを何とか!」でお願いするだけではダメな人がいる。
初っぱな「ダメだし」しておいて
「なぜもっと熱心にお願いしないんだ」
「なぜもっと熱心に説得しないんだ」というタイプ。
さすがにこのタイプに当たるとアスペルガー者は弱い気がする。
何らかのお願いをするときに問題は発生する。
「そこを何とか」でダメで「ダメだし」された時点で
「そうですか…ダメですか」
となってしまいやすい。
ついでに、しばらくしたあとに続く
「なぜもっと熱心に…」
を聞くと混乱するとともに無性に腹が立ってきてしまい自分で
「もういいです」
を言ってしまいやすい。
特に自分に何らかの非がある場合はあきらめてしまいやすい。
(そして、後で自分が悪いんだと自分を責めてしまう…ああ、二次障害の原因)
教師や上司にこういうタイプがいると死活問題になるだろう。
対策は…
こういうタイプは、気分や時間の経過でコロコロ対応を変えるということを知っておき、あきらめないで説得にあたる。
一度でダメなら時間をおいてまた言ってみる。
…この位しかないだろう。
とにかくそういう人間の存在を「知る」ことに尽きる。
しかし本当の「ダメ」を見抜くのが難しくなるのが難点だ。
自分で判断…できるのが定型発達者だろうが、ここがやはり障害のなせる技だろう、弱いところだ。
そこで必要なのがまわりの人間の存在だ。
自分で判断し損ねそうなものはまわりの人に相談してみる。
「こういう風に言われたんだけど、本当にダメなのかよくわからない」
そういうときに相談できる人、機関などがあるとアスペルガー者にとっては大きく助かるのではないかと思う。
それは友人や同僚でもいいだろうし、支援機関の相談員などでもいいだろう。大学だったらに大学にいるカウンセラーなどでもいいだろう。
とにかく相談先を確保しておくことが大事だろう。
(逆にいえばこういう支援が必要ってことでもあるな)
大学時代の私は相談するということまるでなかった。
友人は多少はいたが相談するという知恵がなかった。
また、それ以外に気軽に相談できる先もなかった。
それが問題だったのだと思う。
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でも、
できれば…
近づかないのが一番だよね、このタイプ。
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もう一つ、前稿の事件?では私は決定的にまずいことをしている。
定型発達者の会話では気遣いや感情が他のものに優先する
の2番目の例で出したものだ。
私は教授の
「何で試験を受けないんだね?」
に対して理由を答えてしまっているのだ。
理由を答えると相手は怒りを増大させ、理由をしっかり答えているのに相手がむっとした顔になるのでこっちも腹が立ち、膠着状態になるという典型例だ。
こちらが正論であろうと、問題は「相手が怒りを感じている」ということだから、
打開策は
「申し訳ありません」
だったんだろう。
納得いくかいかないかはまた別の話だが…
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これから社会をわたっていくアスペルガー者の皆さんには、ぜひ私のような失敗はしないでほしい。多少納得がいかなくても将来・未來を優先させる手段をとって欲しいと思う。
そのための処世術なら、憶えていても損はないだろう。
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