散髪

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Nice!

今日は、ボクの残業のない日。
帰りしな、床屋さんに寄って、サッパリしようとは、昨夜から思ってた。

考えてみれば、昨年末から何かと忙しくて、タンコロの散髪もオアズケになってた。

最寄の駅で下車し、家に電話して、ボクの住むマンションの駐車場に降りてくるよう、秋桜に伝えた。その駐車場の傍に床屋さんがあるんだ。

駐車場にはボクの方が先についていた。

寒い中、しばし待ってたら、秋桜に連れられたタンコロが・・・いや、タンコロが秋桜の先を走ってきた。

「おとうさん、おとうさん、おとうさ〜ん!」

遠くから近くにくるまで、だんだん大きな声を出しながら、走り寄ってきた。笑顔いっぱい浮かべて。

思わずボクも笑顔になり、二人で手をつないで床屋さんに行ったんだ。

タンコロはニコニコ笑ってた。その隣にボクも座り、一緒に散髪したんだ。

いつもの事ながら、最初はキョロキョロしてたけれど、散髪が始まると、おとなしくして、いい子だったよ。

ボクも、たまに声をかけながら、鏡越しにタンコロの様子を見てた。

さっぱりしたね。予定より2週間近く遅れて散髪に行ったせいもあるしね。

終わってから、一緒に手をつないで帰宅したけど、ズーっとニコニコしっ放し。
帰ってからも、一緒にお風呂に入って、更にサッパリしたよ。

タンコロは床屋さんが好き・・・というより、家から外に出られたことがうれしいんだろうね。

夕方から夜にかけての過し方がよかったせいだろうか。いつもより早めに、すぐ眠ってしまった。

寝顔がたまらないよ。