自閉症傾向の子どもで 「偏食」のことは 普通に取り上げられる話題なんじゃないかな〜?と思うくらい偏食の悩みはつきません。
まこちゃんが食べられる物は とても限られています。
この季節の風邪でさえも、市販の薬は飲めません。
インフルエンザの予防接種も受けることはできません。
それは、私から遺伝した 卵アレルギーだったり、私から遺伝した 抗生物質のアレルギーだったり・・・。
特に薬は 一般的な風邪薬に含まれている物質に対するアレルギーなので、医師の診察・薬局では必ず申請しなければ 重い副作用がでてしまいます。
食べ物についても、食べられる物がほとんど限定されています。
小学校時代に 先生達が一生懸命に取り組んでくれて、食べられるようになったものもあるのですが、それでもほとんどの給食のおかずを食べることができませんでした。
中学に入学して 昨年度は 先生達が心配りをしてくれて まこちゃんも先生に応えたくて一生懸命にがんばっていたのですが、先生達の意気込みとまこちゃんのがんばりが ちょっと行き過ぎてしまって、給食指導を中断していただいた事がありました。
それは ささいなことなんですが、先生は「食べ物の味をよくわかって 食べて欲しいな〜」という親心・・・で、水や麦茶など補助の飲み物を与えなくなったので・・・
一生懸命に「苦手な物を食べた」あとの「後味を消す」ための物が無くなってしまい・・心理的に苦痛になってしまった・・のです。
まこちゃんが がんばっているから〜 もっと がんばれる気がしました・・・そうなんです普通のお子さんだったら何の問題も無いことが、ほんの一押しで 「ちょい待ち!」になってしまう この微妙さが難しいのです(うるうる〜〜〜)
例えば、小さな子ども達も大好きな 鳥の唐揚げも そしゃくの力が弱いので、なかなか食べてくれず、食べてくれるようになった時は、大騒ぎで喜びました。
さて・・・今回のチャレンジは・・なんと「薄切りの牛肉を食べる」というディナー(夜ご飯)の課題でした。
過去には 咀嚼力が弱くて丸呑み状態になり、「うえ〜〜〜うえ〜〜」と涙目になってしまい食べることができませんでした。
今日は、お肉をかたくしないように注意しながら 牛丼もどきを作りました。
でも、ご飯とお肉は別々です。タマネギは抜きです。
食べてくれるかな〜 でも無理かな〜〜と 思って どきどきしていた私ですが、今回は 切りやすい大きさにナイフで切って フォークでさして パクッツ!と食べてくれました。合計100グラムのお肉の量だったと思います。
まこちゃんが 牛肉を食べることができました☆ というのは我が家の大ニュースでした。
え?牛肉が食べられた事ぐらいで 大げさな・・・?と 思われるかもしれませんが、
まこちゃんいとっても私達にとっても大ニュースだったのでした。
もうすぐ冬休みです。どんな風にすごそうかな〜と楽しみです。