( 障害児プールに行ったら、障害児KINボールに誘われた俺様♪ )
私達の住んでいる区には 障害児のスポーツがけっこうあるらしい・・・というのは特別支援学校(養護学校)には普通に入る情報も 特別支援学級(特殊学級)には 情報が伝わってこないことも多いから、知らないでいることって けっこうある・・・。
支援のことも制度のことも 行政のサービスのことも・・・情報が集まるところは決まっていて、その学校に通わないと 知り得ない情報のオンパレード・・・という感じ・・・。
じゃあ、区に聞きにいけばいいんじゃないの? 確かにそうなんだけど、区はどれだけ情報を持っているんだろう・・・こうやってブログを書きながら 自分で最近 さぼっている行動が多いことに気がついたりして・・・(汗)
プールの受付を待つ間・・・キンボール大会の会場を眺めていたら・・
大会の関係者の方が 声をかけてくれました。障害児プールに来ている私達のことを知っている感じで、声をかけて来てくれたのです。
「キンボール 楽しいですよ♪ 月に1回、障害児のキンボールを第1週にやってますから 1月5日に体験があるんですけど 如何ですか?」
プールが終わってから キンボール大会を見にいきました。
総合体育館の上の窓から 下の会場を見ると 大玉転がしのようなボールがぽーんと飛んでいって・・
4カ所で行われる試合をみていると ○の大好きな まこちゃんには きっと ほのぼのする感じだったんだろうな〜〜と思いながら、ぽ〜っと見ているまこちゃんの やさしい笑顔をみつめていました。
でも・・→ たぶん自分がやるなんて想定外・・・(笑)
1月5日に 新年早々の初体験で どんな変化があるかもしれない・・・し、無いかもしれないけれど、何にでもトライして まこちゃんの気持ちを聞いて その心を大切にしようと思います。
「まこちゃんの感想や気持ちを聞ける」私達は とても幸せだと 心から感じています。
まるで、朝日が昇るように・・・私達の心に 海から昇る太陽の光がそそぐように・・・
体育館には 「東京オリンピック」のポスターが貼られていました。
「ねぇパパ・・東京オリンピックが来たら、対応が大変になるんじゃない?」という私に
「大丈夫だよ・・・その頃は もう退職しているから・・・」に ちょっと複雑な心境・・・
時間がどんどんすぎて行く、私達は いつまでも若いわけじゃない。
私達の時間は いつまであるんだろう・・・そんな事を ふっと考えていました。
子育てはむずかしい・・・母が 造りたかった「私の姿」と いまの私の姿は違う。
私が 育ててみたかった 普通の脳で育つまこちゃんと 壊れて脳の障害をおってしまった まこちゃんの子育ては全く違う・・・
母の思い通りに 造られたくなかった私の心は まこちゃんを造ろうとしているんじゃないのか?
まこちゃんは それを望んでいるだろうか・・・? そんな葛藤に悩むこともあるし・・・
「ありのままの子育て」という言葉は 一見 美しく聞こえるけれど、障害を持ってしまったことはその時の現実・・・だけど、子どもは成長をしている。
障害発症時のそのまんまを受け止めるという言い方が・・・そのまま 子どもが楽しい毎日を要求のままにすごせればいい〜という教育を目指している人もいるし、それを理想としている教育者もけっこういると思う。
人それぞれだから、私には関係ないんだけれど・・・療育に燃えていた頃は 「それはそうじゃないと思うよ」なんて 言っていたこともありました〜相手にとっては 余計なお世話だったのに・・・。
障害が発生した当時のスタートは 障害の程度が同じでも、その後の 成長する過程で どんな療育・教育をしてきたか 支援をしてきたか・・・で 子ども達の能力は格段に変わってくることがあることを経験してきました。
もちろん、全ての子どもが そうなるとは言えません。数パーセントは あまり発達しないこともある・・という話を聞いたことがありましたから・・・。
けれど、わたしは あきらめない。 けっして あきらめたりしない。
わたしは まこちゃんを愛しているから。いつも自分の心と闘う。
「おかあさん、すごくよくやっていますよね」と言われると
「そうですか・・」と心の中から吹き上がる憤りを押さえながら・・・
怒りをこらえてほほえむ自分がいます。
先生の「安心して任せてください」その言葉に 何度も何度も 大きく裏切られ続けて、もう任せきることはできない! その言葉を信じて 信頼して先生に任せたことで、失ってしまった事が 山のようにあります。
「先生」と名が付けば、私達は信頼してお任せしますが、特殊教育の現実を肌身で感じながら・・・指導能力も基礎学力も一般常識も無い先生を見抜く事ができずにいる現実が天の川のように広がっています。
しっかりと大掃除をしてほしいと願っています。
教育は もっと技術を持って 一般常識+専門知識を広げて、責任を持って 教育のプロフェッショナルとしても 一般社会の中での社会人としても 一流であってほしいと願っています。
能力のあり指導力があり 子ども達を指導することに喜びをもってくれる 素晴らしい先生方に たくさん活躍していただきたいと願っています。
9年間の義務教育の中で、最後の1年は 「普通の指導者」に学びたいです・・・ね。
来年度が 希望の年になりますように 心から願っています。