とにかく、頭に浮かんできたことを言葉に出したいのび太。
仕入れた情報を、しゃべり言葉に変換して、
放出しないと苦しいらしい。
本屋に連れて行く。
そうすると、帰りの車の中は、しゃべりっぱなし。
でも、正直言って、聞き続ける方としては
はっきり言って、だんだんムカついてくるわけである。
「北条政子って○○年に〜〜して〜〜〜」
「聖徳太子の小さいころは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なんだよ」
(〜〜〜の部分は私の脳で遮断された部分です・・・汗)
んあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
そんなこと、知りたくないっつーの!!!
はじめのうちは「へ〜!そうなんだ〜」
なんて受け答えしていると、調子に乗って、
どんどん畳み込むようにさっき本屋で得た情報をまくし立てる。
テキトーにボ〜っとしつつ「ふ〜ん」なんて言ってると
「ねえねえ!ちゃんと聞いてるの?」
なんて叱られる。
いや、なんで?授業中じゃあるまいし!
・・・つうか、勝手にしゃべってるのに、
どうして、聞かなくちゃいけないんだよっ!!!
私は耐えられなくなって
「のび太、お父さんとお母さんは別にそういう話、
聞きたいと思ってないの。
『今、○○の話をしてもいい?』って聞いてから
話をするんだよね?」
と、話をさえぎる。
でも、のび太のパパはたいていの場合、
のび太のこんな話でも聞いてくれるのだ!!!
のび太のパパ・・・つまり、私の旦那・・・
以前にも記事にしましたが(よかったらこちらです)
「オレはADHDだったかもな〜」と自分で言うほど、
小さいときは落ち着きなかった(らしい)
確かに、義母の話や通知表の所見を見ると、
かなりのADHDっぽさだ。
そして、現在、「雑学王」なのだ!!!
テレビで最近、「芸能人雑学王決定戦」なんてよくやってるけど、
旦那が芸能人なら、間違いなくチャンピオンだ。
伊○院さんも、お笑いの品○さんも、うちの旦那にはかなわないだろう。
「雑学」関係の本も「誰かに話したくて」読むことがある旦那。
うっかり、
「○○ってなあに?」
なんて聞いちゃったりすると、「待ってました!」と言わんばかりに
「○○ってさ、〜〜とも言うでしょ、それってね、〜〜で〜〜〜だからなんだよ。〜〜〜すると〜〜で〜〜〜〜〜だからね〜。だから〜〜〜で〜〜〜〜〜かもしれないんだけど〜〜〜って〜〜だから〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
長いのだ・・・
私は「○○ってなあに?」の答えは
「△△だよ」の一言の答えを求めているのだが。
そんな、旦那こと「のびパパ」が大大大好きなのび太。
だって、のびパパは のび太の長い長いおしゃべりに
ちゃんともっともらしい相槌を打ってくれて聞いてくれるのだ!
私みたいに、上の空で「ほ〜」なんてテキトーに
相槌を打ったりしない。
ケロロ軍曹が大好きなガンプラとであったときのいきさつや、
くれよんしんちゃんのママは3姉妹で、
「まさえ、みさえ、むさえ」という名前であることや、
「魁」の漢字の成り立ちの話を、
ちゃんと面白がって聞いてくれる、やさしいお父さんなのだ。
「似たもの同士」
まさに、二人は「類は友を呼ぶ」・・・で、
「類は子を呼ぶ」かもしれない。
そう。
のび太は母親の私を選んで産まれたのではなく、
「父親を選んで産まれてきた」のかもしれない。
土日だけのびパパと一緒にお風呂に入れるのび太。
お風呂場からもれてくる、
延々としゃべり続けるのび太のでかい声に
時々、「へ〜そうなの〜?」「ほ〜!すごいねえ〜!」
の、旦那の声。
楽しげな二人に、ちょっとだけ嫉妬する、
矛盾した複雑な気持ちの母なのです・・・
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