のび太を支えてくれる何気ない「傘」たち

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Nice!

昨日、いつもより少し遅く帰ったのび太。

泣いた後のような顔をしている。

「どうした?のび太?泣いちゃった?」

「〜〜〜〜〜だって〜これが取れちゃって、
 お母さんに叱られるかと思って〜〜〜〜〜」

・・・と、泣き出した。

どうやら、ランドセルの脇についているフックに
給食当番の白衣袋を引っ掛けて帰っている途中、
袋が何かに引っかかって、フックもろともランドセルから
取れてしまったらしい。

予想外の事態が苦手なのび太。

ランドセルを壊した→お母さんに叱られる・・・・・

と、思ったらしい。

「え〜〜〜!お母さん、こんなことで叱ったりしないよ〜
 物って何でも大事に使っていてもいつかは壊れる事があるんだよ。
 わざと壊すのはいけないけど、
 こういうことってよくあることなんだよ」

「そうなんだ〜〜〜でも、いつもお母さん、
 『おばあちゃんに買って貰ったランドセル、
 大事にしなさい』って言ってるから
 叱られると思った〜〜〜〜〜〜」

とっさのときにどういう状況なのか、
考えられずにパニくるのは、相変わらずだ。

・・・で、帰り道の通学路でパニクって大泣きしたらしい。

「NくんとかYくんとか、直そうとしてくれたんだけど
 『お手上げだな〜』って。
 そしたらFちゃんが来て、直してくれたんだ」

NくんもYくんもFちゃんも、みんな幼稚園のころから
一緒だった子供たちだ。

Nくんはいつものび太の味方だった。
仲間はずれにあっているのび太を心配して、
自分のお母さんに相談したりする、やさしい子。

Fちゃんは幼稚園当時から、ちょっとおませで
お世話を焼いてくれるお姉ちゃんタイプ。
いつも発表会など舞台に立つときは、
必ずのび太の隣で、かいがいしく、世話をしてくれた女の子。

幼稚園のころの、危うい不安定なのび太を知っている子達に、
今でも助けられているのび太。

「そうか〜よかったね〜
 ちゃんとみんなに『ありがとう』って言ったの?」

「うん。うれしかった」

子供たちはきっと、知らず知らずのうちに身につけている、
何気ない「傘の差し出し方」で、
(あ・・・意味のわからない方はこちらをみてくださいね)
こうしてのび太を支えてくれているんだな・・・。

みんな、ありがとね。

みんな、みんな、このままで大きくなあれ。


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