続きの続き。
3人のうちの1人が、自分の親にこの出来事を話したらしいのです。
すると後日その親が、「うちの子が悪戯をしてすみませんでした」と私に謝りました。
そしてこう言いました。
「昔から小学生がよくやる悪戯ですよね。本人達にとっては遊びの延長です。困らせてやろうとか、そういう悪意は全く無いので、どうか気になさらないで下さい」
私はとりあえず普通に対応しましたが、頭の中は「??」でした。
悪戯・・ですか。
昔から小学生がよくやる・・?
悪意は無い・・?
チャイムを鳴らせば、その家の人は作業を中断させて玄関先まで出てきます。それなのにドアを開けて誰もいなかったら困ります。迷惑を被ります。
想像力に欠陥があるアスペルガーの私でも、それぐらいのことは想像できます。
それを平気でやっておきながら、「悪意は無い」というのはいかがなものかと。
しかし、人に聞いたりネットで調べたりしていると、「誰でも一度は経験のある・・」なんて書いてあるのです。
誰でも一度はやったことある?? はぁぁ? 無いっつーのっ。
しかし、謝りに来た女児の親でさえ「私も子供の時やりましたが・・」とか言ってたし、私の夫も「俺もやったことある」と言っている。
やったことの無い私の方が変なのですか?
ムキになっている私は異常ですか?
問題があるのは悪戯をした女児達ではなく、生真面目に対応した私の方なのでしょうか?
真面目がバカをみる。そのような経験が、過去に何度もあります。
でも、「多数派」と呼ばれる人達の感覚に合わせて上手に生きていくためには、時には私は不真面目にならなければならないのでしょうか。
多数派の中で生きていく難しさを改めて痛感しました。
これから先、何十年もこうして生きていく事に私は耐えられない気がする。そう思うと、涙が止まりませんでした。