今夜のドラマ、ご覧になった方も多いと思います。
このドラマの原作でもある韓国映画「マラソン」については、過去に記事にしました。
私も主人公の母親と同じ悩みを抱えています。
楽の本心をわかったことなんて、実は一度もないのかもしれない。
わかってあげたい。
…わからない。
だけど、好きなことを一生懸命やらせてあげたい。
楽もそうなんだろうか…。
私が喜ぶから、頑張るだけなのかな…。
親のエゴなのかもしれない。
その、葛藤の連続。
家で生き生きとマイク片手にダンスを踊る楽は、
「楽のコンサートやりたい!」
と言う。
大好きなシーモみたいに、ステージの上でライトを浴びてカッコよく…
だから本格的にダンスをやらせてみたいと思った。
以前ダンス教室の体験レッスンに参加したけど…
本人にやる気はあるのか…と。
ドラマの中でマラソンの監督が母親に言うセリフと同じです。
本人のやる気…。
わからない。
だけど、踊っている時の楽の飛びきり嬉しそうな笑顔だけは、嘘じゃないと信じてる。
ドラマの母親は、夢を問われて、
「この子より一日長く生きることよ」
と言う。
けれど、私は違う。
私は、
うまく言えないけれど、
私は私の人生を、子どもたちは子どもたちの人生を、みんなそれぞれ幸せに生きて欲しいと願う。
みんなが幸せであることが私の幸せだから。
ドラマには描かれていなかったけれど、映画の中では主人公の弟が抱えた寂しさも痛々しく描かれています。
障害をもつ子どもと、普通の子ども。
だけど、ふたりとも大切な子ども。
みんな幸せになろう。
みんなの夢を叶えよう。
それがママの幸せだよ。
いつか…きっと…
大きなステージの上でキラキラ輝くライトを浴びて、楽が歌ったり踊ったりする日が来るのかもしれない。
それとも…「そんなこと言ってたっけ」ってみんなで笑って、もう次の新しい夢を追いかけているのかもしれないね。
夢、きっと叶えよう。
このドラマを通して、多くの方が自閉症を理解して下さるきっかけになりますように…。