( 冷房の風が ちょっと寒いのでバスタオルをかけて・・・と )
『デンティスト 行きますよ〜〜♪』るんるんでお出かけのまこちゃん。
歯医者と聞いただけで おびえていた過去が嘘のように 歯医者におでかけも平気なまこちゃん。
先生と はじめの頃の話をしながら・・・
先生から「まこちゃん ここまでできるようになったのも 早かったね〜♪」とほめられて嬉しそう〜♪
( 衛生士さんと一緒に )
衛生士さん『まこちゃ〜ん 歯磨きするよ〜〜♪』電動ブラシで歯磨きですが ペーストの色が・・・
Green Eggs and Ham の本にでてくるような・・・見事なくらいの きみどり色☆
『おお〜〜〜☆』と大喜びのまこちゃん・・・私も感動しちゃうくらいの 見事なきみどり☆
「まこちゃん、今日は歯医者さんの日だね〜」というと
『今日は 3PM デンティストに行きます♪』
『August 11th 花火に行きます♪
24 新幹線でおじいさん おばあさん家に行きます。えいくんがいます♪
26 松島エア・ショー☆あります。ブルーインパルス飛びます。
たーにいちゃんに会います(私の弟)楽しみです♪』
サマースクールで 動詞の現在形と過去形を学習していて、昨年も同じ所を学習したときには 現在形と過去形の日本語がわからなかったんですね・・・
今年は 現在と過去 そして未来がわかるようになりました。
まこちゃんの『いま』は 「失われた言語」の砂漠から 1つずつ「言葉」を掘り出して 確認しながら発していく 読解であったり、表現であったり、言葉の模倣であったり・・・
昨年度のSTの先生と 学校の連携で 「言葉のやりとり」の時間を 都講師の先生が授業時間の中で ホワイトボードを媒体に上手に調整しながら 数分ずつ取り入れてくれました
自閉傾向の子どものコミュニケーションには
真っ正面から 子どもの状態や感情を無視して・・・段階的な導入もはからずに・・・『先生の目を見て話なさい!』って 最悪な指導をする人がいるんだけど・・・
普通の社会で「私の目を見て話なさい!」って毎日、毎時間、毎分、毎秒 要求されたら・・どう?!
すこぶるシャイな彼らには 特に・・・地獄のような要求にしか聞こえない。
古い情報しか知らない人は必ず印で押したように「私の目をみなさい!」って。私が先生の目をしっかりと見つめ続けたら、先生は何秒耐えられるでしょう? 自分に置き換えるとよくわかるんじゃないかな?
「発達の状態をチェック」しながら、心と発達と脳ののびが 平均ではなく ランダムに 発達の表で言うなら 穴空け状態で伸びていく まこちゃんを 上手にとらえながら 習熟させるには 上手に『小さな階段を作り 上がる』ことが大切なんです。
そして『課題を飽きる前に終わること』も大切です。
課題を飽きさせることなく、課題を達成し評価される喜びを持ち続けること。
食べ物や 点数シールのような レベルの低い評価の方法は 小学校の1年生で卒業していて、全くつうようしません。評価の仕方はとても大切・・『先生が 上っ面だけで 薄っぺらにほめること』これ最悪だし・・・。子どもは 先生の行動観察を徹底して行い、表情を「瞬時に撮る 瞬間写真のように記憶に 記録しています。」教師が思っているよりも 発達障害を持つ彼らの方が 行動観察や感情の観察が緻密なんだと思います。もしも、私達のように表現ができたら、芥川賞作家が山のように出てくるかもしれませんね・・・本当に・・。
「飽きる授業はもっての他」「わけのわからない行動」「多重人格のようにころころと態度を変える」そんな先生 マイナスの経験が続くと いままで楽しんでいた学習を嫌がるようになり 捨ててしまうでしょう。
小さな学校という社会の中で 子どもにとって先生は 絶対の権力者です。障害のある子どもは理不尽な扱いや 嫌な思いをしても 文句をいうことができません。どんな風にもごまかせる世界と 思い違いをしてる先生も多いですよ・・・教育に絶望して 学習をさせてもらうこともなく、入学した時とあまり変わらずに 6年間を過ごす子どももが けっこう多いんじゃないのかな・・と思います。才能を伸ばすためには 家庭の教育が大切になるけど・・・。
2才で障害児になり、食べることも飲むことも 言葉も トイレにいくことも・・・パパとママさえ 記憶の全てを失った まこちゃんと 私の生活は・・・ 言葉では言い尽くせないほどの絶望感と 私自身との闘いの毎日でした。ほっぺをつついても 私をみてくれない・・・人形のようなまこちゃんと・・・おもちゃにも何にも反応してくれない まこちゃんと・・・ いつか言葉が話せるようになったら また「ママって」言ってくれるかしら・・そんなこと夢のまた夢・・・小学校に入学して 卒業までに 10までの計算ができるようになるかしら・・・それも夢のまた遠い夢だった
なのに まこちゃんは 私達の思い以上に 自分の力で 自分の可能性を拓き続け『あり得ない』という事を創り続けてきて・・・私達は いつも 全力で走ってきた・・・
まこちゃんのIQが40より上がらなくても、それは自閉症の特徴を考えれば仕方がないことだと思ってる。でも・・・IQ40の子が 自閉傾向だから計算は得意なはずだから・・と 連立方程式を解けるだろうか?大学の広い会場で一般受験した 英検の5級を合格してくるだろうか・・・?
その能力が数値で示されないからといって 言葉がないからと言って、可能性が無いと誰がいえるのだろう?
まこちゃんと私は いつも『可能性』が無限であることを信じて歩き続けている。
あり得ないと言われた考えを 全て「可能性」という考えに変え続けて 可能性の種をまき歩き続けて行こうと思う。それが・・・どんなに困難であっても、私は 命がけで まこちゃんを守り 私の全てをかけて 能力と可能性を創りつづけて行きたいと思う。
いまようやく まこちゃんの『ことばの芽』がでてきたところ。
ど素人には任せられない・・・いまが一番大事な時期・・・『言葉の命が育ってる時』。いま・・下手なことをされたら、「一生、言葉を失ったままになってしまう」 そのくらい命がけの時。ようやく ようやく12年ぶりに訪れた はじめてのチャンス・・・これで壊れたら 次は二度と無い。脳の急激な成長期も終わっているのだから・・・・
だから それが学校だからといって 適性の無い人任せにはできない。
まこちゃんの『言葉の命』が失われたら、まこちゃんの『可能性は消えてしまうのだから・・・』
神様は いつも私に不思議なプレゼントをもたらしてくれる。
私がもうダメだと思ったとき 1日にそして長い期間にわたって「命のオイル」の映画を・・どうしてこんなに何回も・・・?と・・ 私が気づくまで・・命がけであきらめずに 命の可能性を信じて闘った親の話を見見せてくれた・・・
そして 今日・・・CS放送の AXN「デッドゾーン」で父親を救おうとする 自閉症の男の子の話が放送されています。父親が息子と関われないいらだち・・・息子をフォローして 父親に理解してもらおうと必死になる母親・・・それを耳を押さえて部屋の隅で見ている息子〜彼は何をも理解しているけれど、何をも言えないだけなのに・・・そう、何でも知っているし、わかっているけれど、コミュニケーションをと直接とれないから外部につたえられないだけなのに・・・・。
神様は 私が苦しいときに 必ず 強いキーワードを与えて 私を導いてくれます。
『君がわからないと思ったのかい?(父親が行き先を電話で話しているのを聞いている息子)
みんな君を軽く見るね それは間違いだ。(君は全てを理解し知っているのに・・・)』
彼はパパを救って、初めて パパの警察バッチを媒体にしてパパとサインを交わして・・パパの手に触れた。
パパは 初めて 息子の愛情を知り 愛情を交わせることをしった。そして心から愛していると話し、サイキックのジョンに感謝した。
私は 2才のまこちゃんが 熊のプーさんのように座って・・おしりをなでて・・それで愛情のサインをつたえようと必死だった時のことを思い出して、涙がぽろぽろ出て止まらなくなってしまいました。
神様は 私が苦しいときに いつもサインをくれる。どんな時でも いつでも 私は神様に守られていることを強く知ることができる それは・・・まこちゃんがいるからなのだと思います。
道しるべを創るのは いつも まこちゃん。私は まこちゃんが上手に歩けるように導くことを手伝う守り人の役割のように思います。 いつも愛の中に まこちゃんがありますように・・・。