努力と結果は比例しない。

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Nice!

発達障害者は脳の発達が不均等な為、得意・不得意の差が激しいのですが、私はそのアンバランスさが学校の成績にも現れていました。

得意科目では突出した点数を取れるのに、苦手科目は学年最下位だったりします。

健常者でも得意科目・苦手科目はあるでしょうが、きっとそれは努力によって左右されると思います。

でも私の場合、努力はあまり関係ありません。
いくら努力しても成績の上がらない科目もあれば、その逆もありました。

努力と結果が比例しないのです。
私は苦手科目をいくら努力しても結果が出ない事に気付いていましたが、苦手科目を放棄することを先生は認めてくれませんでした。

学校の教師は「得意科目を伸ばすよりも苦手科目を克服する」という事を目標に指導する傾向があるようです。
どの科目もまんべんなく点数を取れることが理想とされているのです。

私は納得できず、珍しく先生に反論したこともあります。
能力に欠ける分野と、秀でた能力を持つ分野、両者になぜ同等の力を求めるのでしょうか。

きっと多数派の人間は、「努力すれば苦手な科目も克服できる」という感覚があるのでしょう。

私にはその感覚はありません。

しかし先生は「努力して出来ないことは絶対に無い。結果が出ないのは努力が足りない証拠」と言い切りました。

「努力して出来ないことは絶対に無い」という言葉、今思えば発達障害者には悲しい言葉ですね。