夏休み・・・さすがに長時間、家にいるのび太の
いろんなところが目について、
きつく叱ってしまう毎日。
きつく言ったところで、のび太は自閉症なのだ。
頭ごなしに叱ることがマイナスだ、と わかっていても、
つい、イライラしてグチグチ言う、ダメ母・・・
昨日、本屋で立ち読みした本。
「最後だとわかっていたなら」
同時多発テロで亡くなったレスキュー隊の方が生前に書いた詩?
らしいのです。(立ち読みなのであやふやでごめんなさい)
ハッとしました。
人は誰でも必ず「死」を迎える。
でも、それが「明日」だとは思わずにいて「今日」を生きている。
昨日、あなたと過ごした時間が最後だとわかっていたなら、
もっと、大切に時間を過ごしたかった・・・
と、いった内容の詩でした。
私は幼い頃から、「死ぬこと」が怖いと思ったことはありませんでした。
すべてのものに終わりがある。
終わりがなく、永遠に続くことこそ怖い、
と、思っていた子供でした。
今でもそう思っています。
終わりがあるからこそ美しい、終わりがあるからこそ今が素晴らしい。
若い頃は、いつ死んでも悔いはない、とも思っていました。
明日、突然、事故で死んだとしても、それが私の運命なんだろう、
なんて、考えていました。
今も、「死ぬこと」自体に恐怖はありません。
でも、今、死ぬことはできないのです。
それは、のび太がいるから。
のび太が成人するまで・・・いえ、自立できるまで・・・
いえ、いつになっても、のび太のことを思うと、
簡単に「いつ死んでもいい」とは、思えない、今の私。
それなのに、日々、のび太の一挙手一投足が気になって、
つい、余計な口出しをして、きつく叱ってしまう。
夜、寝付いたのび太の顔を見ては、
「ごめんね〜のび太。きつく叱ったりして。
明日はもっと、優しいお母さんでいるね。」
なんて、つぶやく。
でも、私がのび太の寝顔を見られるのは
今日で最後かも知れないのに・・・・・
「最後だとわかっていたなら」(一部抜粋)
明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
(中略)
だから 今日 あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だと言うことをそっと伝えよう
ローラ ホートン
全文載せることはできませんので、検索してみてください。
本当に、日々、まさか今日が最後なんて想像もしないで、
生きているけど、
突然、最後が訪れることが誰にでもある。
後悔しないように、毎日、大切な人と接していきたい・・・
などと、柄にもなく思っちゃいました。
今日から、特別支援児童対象のサマースクールに出かけているのび太。
帰ってきたら、まず、おしゃべりのび太の話を、
とことん笑顔で聞いてあげよう。
そして、頑張ったことをいっぱい誉めてあげよう。
そして、ムギューっと抱きしめて、のび太のことが大好きで、
とっても大切なんだ、と言うことを伝えよう。
もし、今日がのび太との最後だとしても、
後悔しないように・・・
いつもクリックありがとうございます。
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