自閉症療育:かけひき

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Nice!

自閉症療育:かけひき

昨日は、SOのバトミントンプログラムに行きました。
息子君は仕事だったので、私だけのファミリーボランティア参加です。

昨日のアスリート参加者は14名
色んな子が参加していますが、半数以上が自閉症ですね。

で、いつも思うことは、育ち方、育て方です。

自閉症ではないという子も
自閉症の子も、ダウン症の子も
共通点がいっぱいあって、障害うんぬんではないものを感じます。

昨年、養護学校を卒業して、作業所に通っているT君
自閉症ではないらしいけど、自閉症っぽいです。

今日は、ブスッとしてます。
お母さんが連れてきましたが、
「今日は、調子が悪いんよ!」って、
身体の調子かと思ったら、機嫌が悪いらしい。
今日は行かないと言っていたのを引っ張ってきたようです。

で、お母さんは「ちょっと用があるから」と
彼を置いて、何処かへ行ってしまいました。

「おいおい!」って感じです。
最近参加し始めた子なので、こちらもあまり様子が分からないんですけどね。

準備体操のときは、いくら誘っても
風通しのいい涼しいところに座って動こうとしません。
T君は、でっかいんですよ。

さて、シャトルを使って打つ練習が始まると参加してるじゃないですか!

これって、「良かった!良かった!」って言えるでしょうか?
好きな事、気に入った事しかしない。

私の息子なら、今日はプレイさせません。
帰らせます。

1時間くらいして、お母さんが戻ってきて
「どんな?しよる?」って覗きに来て
プレイしているT君見て、ニコニコ顔です。

T君の場合は、T君にかけひきする事を覚えさせてしまっていると感じますね。
機嫌悪くしてれば、嫌な事はしなくていいって

T君は、物覚えも早いし、色んなことができそうですが、
この態度では、できる事も無駄です。

就職したときに一番大事なことは、態度だと思うんですけどね!

って、私は思うんですけど、
たいがいの母親は、そんなに厳しく考えなくてもって言いますね。

中学校1年生のA君のお母さんは、
反対にA君にガミガミ言ってしまいます。

参加名簿に印をするように指示してたんですが、
「お母さん、その言い方恐いよ~!」って言うと
「アハハ、ついイラッとしてね!」って

A君は、練習中に上手く打てなかったのが悔しくて
ラケットで床を叩いて、ラケットがひどくゆがんでしまいました。

コートから出て、体育館の入り口に座ったA君は
ゆがんだラケットを見つめて
「しまった!」って顔してます。

A君の所へ怒り顔で行こうとしたお母さんを
スッと通せんぼしちゃいました。

「アッ、分かったぁ?」って、お母さん
「見え見えよ!」

私は、A君のそばに行って話しかけました。
「大事なラケット、ゆがんじゃったね。大切にしてあげてよ。」

ラケットの替えは有ったのですが、
今日は、このゆがんだラケットを最後まで使わせました。

「記念にこのラケットはあげるわ。」と持ち帰ってもらいました。
この対応が正しかったかどうかは分かりませんが、
反省しているA君に追い討ちをかけることもないかと思ってね!

あ、息子の場合だったら、ペナルティかけますよ!
反省文も書かせて、見つめなおさせます(^_-)-☆

A君のお母さんに
「子供にかけひきを覚えさせちゃいけないけど
育てる側は、かけひきを上手く使うのよ。」って
T君のお母さんのそばで、聞こえよがしに話したりしました。

しかしです、ツーカーと話が通じるお母さんだと対応しやすいんですが、みんなそれぞれ育て方に関しては、考えが違うので、難しいですね。

余暇活動のときくらいいいじゃないって思いがちですが、
TPOを区別しにくい子には、常に同じに対応する事
それが、就職したときにも生かされてきます。

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