もうすっかり忘れていたことだけど、
家族で普通のお出かけができていたら
どんな感じだったのだろうな。
普通が分からないから想像できない。
ツヨを連れて
動物園や遊園地、プールなどのレジャー施設、
温泉、ホテルや旅館、箱根などの観光所、
街ではショッピングモールやレストラン
いろいろなところにみな一度はチャレンジしました。
6歳までくらいの小さいときはまだよかった。
抱っこしてしまえば何とかなったから。
小4くらいからこだわり行動がきつくなって周りに迷惑をかけないでは
外出できなくなっていきました。
普通とはかけ離れた、ツヨを追いかけているだけの顛末のこともたくさん。
コトを連れて行きたかったという理由もあり、
小さい頃はいろいろチャレンジしました。
こだわりが尋常でなく強くなってからはできるだけ外出をしない生活を選択しました。
障害があるからといって誰も不適切な行為を許してはくれません。
許す云々ではなくて、
人には普通に安全に過ごす権利というものがあって、
障害者だからといってそれを侵害するのはおかしいと思うのです。
公共の場所で最低限のマナーを守れず
一般の人と共に気持ちよく食事、買い物、遊び、入浴等ができないならば、
行先を欲張ってはいけないかもしれません。
そうならないように、小さいうちから訓練をし、
見通しなど適切な配慮を大人が示し、
それでも穏やかに過ごせない年齢になったら外出先をよく吟味する。
そのうえで突発的にパニックなどが起きたときは
短く謝って撤退する。
そもそも本人が興味がないこと、納得していないことを
大人の都合で連れまわし、あげくに障害があるので許してほしいという
身勝手な言い訳をしてしまうことはよくある落とし穴です。
我が家も幾度か失敗したことがあります。
見通しで納得→行く 見通しで納得→行く 繰り返すうちに好ましい振る舞いを訓練する
見通しで納得しない→連れて行かない
お子さんの状態によってですが。
お買い物やお出かけが難なくできる自閉症児・者もいれば
店の中を独特の歩き方と速度で動き、手つなぎなしに歩けない子もいます。
自分のお子さんがどの程度のところにいるのか見る目を曇らせないで、
手に負えない時は無理させず、きちんとした療育や教育を受けさせましょう。
彼らにとって配慮のない普通のお出かけは
不安がいっぱいで楽しいことばかりではないかもしれません。
ましてや他害のあるお子さんを学校以外の場所へ連れて行くときは
細心の良識を親が持たなければいけません。
体が大きくなってからはなおさら。
どうしても困ったときはいつでも110番をして
お巡りさんに助けを求めることです。
いつも応援ありがとう