発達障害児に向き合う方法を先祖伝来?の知恵から考えてみる

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Nice!

母親の実家伝来?らしき「むずかしい子の対応シリーズ」があるのを思い出した。「むずかしい子にはちゃんと説明しろ」「むずかしい子ほどよく話を聞け」「むずかしい子は外でよく遊ばせろ」「むずかしい子から話を聞くには手仕事させろ」母の実家の家系は「むずかしい子」が高確率で出るようだから(変人揃いともいうが…)まあ対応策があっても不思議はない。今風に言ってしまえば「発達障害児に向き合う知恵」だろう。息子が小さい頃に母や叔母などから幾度となく聞いたものだが、結構役に立った。そして思い起こすに、私自身がこのスタイルで育てられてきた。「むずかしい子シリーズ」はもう一つ、親の心構えバージョンがある。「あんた、この子はむずかしい子だから大事に育てなきゃいかんよ~」というアドバイスもしばしば聞かされた。「まあ、大事にそだてりゃなんとかなるわな~」ってなところに落ち着けるのでいちいち不安になることもなかった。ちょっと具体的に説明してみよう。予防接種に幼児を連れて行く時、「痛くないよ~」と言うというのはよく使われる手らしいが、これは自閉症児には御法度だと言われることの1つ。ではどうすればいいか?自閉っ子でも2歳児になれば「目の前にいる人が真剣か?」はわかるもの。だから予防注射のときに「必要なんだ」ということをガッチリ説明する。ごまかさずに「痛いけど病気を防ぐには必要」と説明する。他者の感情がわかりにくいからこそ自閉っ子にはごまかさない説明がより重要なんだと思う。ちなみにうちの娘も息子も予防接種はこの手を使った。そしてこの手は結構応用がきく。親がごまかし、いろんなことを説明なしに押し通すと自閉っ子は「物事は押し通されるもの」「自分の考えは伝えてはいけないもの」と学習し、これが親子間の問題の始まりになるのではないかと思う。なあに、面倒な説明をいつまでも毎度やらなきゃいけないわけではない。自閉っ子も成長する。幼児期を説明しまくりでがんばれば、ちゃんと「ものごといろんな事情があるんだな」を学習する。そして「理由を聞いてみよう」とか「自分で考えて見る」という行動がとれるようになる。自閉っ子幼児への言語的な関わりかたで重要なのは時期に応じて「ごまかさずに説明」「選択させ意思表示させる」「説明させる、質問させる」をやっていくことなんだろうなと思う。残りの部分だが、「むずかしい子外でよく遊ばせろ」はからだ作りの部分だろうし、「むずかしい子から話を聞くには手仕事をさせろ」などは、「つい身構えてしまう」のを防ぐ効果があるのだと思う。豆ご飯の豆をむいたり、インゲンのスジを取ったり、すり鉢をおさえる役をしたりしながら話をすると不思議とボツボツ話し始めてくれる。小学校であったことを訊いてもなかなか話してくれない息子とコミュニケーションをとるためにはとても役に立った。ちなみに、この「むずかしい子シリーズ」出所は定かではない。母にきいても叔母に訊いても「おばあさんがそういってた」としかわからない。いわゆるおばあちゃんの知恵なのだろうが、結構役に立ったのでもしかしたら役立つケースがあるかもと思い公開させていただくことにした。<本稿終わり>上記は数日前にツイッターでつぶやいたものを再編したものです。にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へにほんブログ村 発達障害ランキング↑ブログランキング参加してます。↑応援の1日1クリックをまあとりあえず、お一つぼちっ↑と。