いつもと違う風景がイヤで・・・

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Nice!

たま~に余っている年休を消化するために、平日に家にいる、のびパパ。昨日もそうだった。仕事のときは7時前には家を出るのびパパ。その のびパパの動きに合わせて自分も洗面やらするのび太なので、「今日はお父さん、お休みだから、 時計を見て動くんだよ!」と、言っておかないといつまでもボーっとしているのだ。そう言ってたし、自分が登校する時にいつもはいないお父さんにも見送ってもらったから、「今日、お父さんはお仕事お休み」と、わかってはいたはず。しかし、学校で家のことなど思い出すこともなく学校生活のことだけで精一杯ののび太。帰ってきて家にのびパパが休みでいると、不機嫌なのだ。のびパパが嫌いなわけじゃない。だけど、自分が学校から帰ってきていつもはいるはずのない人が家にいる、という「いつもと違う風景」に納得できないのだと思う。☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆これは小さいときからそうだった。2歳頃はのびパパは休日、出勤も不定期で、出勤時間も早番、ちょっと早番、普通、遅番と4種類あり、毎朝、出勤するのびパパを見送るとき、パニックだった。のび太が幼稚園入園と同時にのびパパは仕事の課が変わり、毎週土日休み、毎朝7時前出勤の現在の形になった。これは好都合だった。月~金まで、のびパパはお仕事、のび太は幼稚園!同じだね~なんて言って幼稚園に通っていた。しかし、この時から、たま~にあるのびパパの年休は受け入れられなかった。「どうしてお父さんは水曜日なのに お仕事に行かないの?!」「お父さんがお休みだったら のび太もお休みする!」幼稚園に行きたくないわけじゃなく、「お父さんと自分は月~金はお仕事&幼稚園」というインプットされた情報が崩れるのがNGだったのだ!そこで幼稚園の頃、のびパパが年休の時は、小芝居をしていたのだ!「いってきま~す! のび太!今日はね、お父さんはお仕事、 早く終わるんだよ! だから帰りのバスのお迎えは お父さんが行くね!」・・・と、まるでいつもの出勤のように家を車で出るのびパパ。しかし、行き先は近所のコンビニ・・・ここでのび太を乗せた園バスがコンビニの前を通り過ぎるのを雑誌コーナーで立ち読みしつつ、待つのだ!そうでもしないと、朝から大騒ぎで大変なのだ!そして、今日のことなのにカレンダーに「おとうさんがかえりにおむかえにいく」と、書いて見せる。これで小芝居、完了!☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆現在ののび太にここまで小芝居はしません。でも、やっぱり心の中はスッキリしないらしい。いつもなら帰ってきてすぐにリビングのテーブルで宿題をするのび太だが、昨日はいかにも不機嫌そうに「ただいま」も捨て台詞で2階の自分の部屋に直行。15分くらい経って、降りてきていつもどおりにリビングのテーブルののびパパの隣に座り、宿題を始めたのび太。自分なりに部屋で気持ちのクールダウンをしてきたのかもね。やっと「お父さんがお休み」であることに納得できたのび太はご機嫌にのびパパと談笑している。うんうん。自閉症児として成長しているな。心のもやもやを自分なりに解決する方法を身につけているのび太。見習わなければ・・・と、反省する母でした。~~~追伸~~~私自身は相変わらず「いつもと違う風景」ダメです。電話、訪問者、予定外の出来事・・・etc・・・そして、旦那の急な年休に実は心の中で一番パニクっているのは、このワタシ・・・だから、我が息子ながらのび太のことは心から尊敬しています。自閉症者としてパニくる気持ちを抑えようと自分なりに頑張っているのび太。社会生活に何とか適応できるようにと、試行錯誤しつつも、自分自身の荒れた気持ちを落ち着かせようと頑張るのび太。はぁぁぁ・・・これがなかなか真似できません。ハイ・・・汗・・・