卒業式を終えて

1
Nice!

いよいよ義務教育を終える卒業式。肝心のYOOといえば、昨日の朝から頭痛を訴え、夕方にはもどしたりして体調を心配したが、卒業式の朝は機嫌もよく元気に登校して行った。卒業式が始まり、たくさんの後姿の中からYOOの姿を探す。健常児に混じり静かに座っている姿を見るにつけ、成長の足跡を感じずにはいられない。父として、入学式や卒業式などの節目節目で思うことは「よく、ここまで育ててきたな」という感傷にも似た自画自賛だ。小学校の入学式は「じっとしてられない」「式のあいだ、座っていられるわけがない」とオロオロしながら見ていた。それが、中学の卒業式を迎えるにあたっては、父の中にそういった不安は皆無だった。今では、「調子悪くなっても自分で先生に申告してクールダウンするだろう」との確信があるからだ。もっとも、いつもそうした行動ができるわけではないが、朝の様子を見るかぎり確信を持つには十分だった。卒業式を見ながら、「よく、ここまで育ててきたな」「15年も育てきったぜ~」という感情が湧いてきた。幾多の苦難を越え、中学の卒業式までこぎつけたことは、我が家族にとって誇らしい事実である。この先も、まだまだ長く、苦難に満ちたものになることは間違いないが、また次の節目でYOOの成長を見ることができることを心から願う。