私が 学習療法と出会ったのは、まこちゃんの「脳」のことをいつも考えていたからでした。
みなさんもよくご存じの「くもん」では 障害のある子供達がたのしく学習をしています。
(くもんのお教室では 障害のある子供達も通える教室があります。くもんのHPを見て下さいね)
まこちゃんが くもんに通いはじめたのは 小学5年生の時で、市ヶ谷にある つくしんぼ教室に通っていました。(まこちゃんは英・英語の教室に通っていますが隣接する教室に通っています)
その時に、川島隆太先生が行っている「脳科学」の「学習療法」と出会いました。
品川区では「いきいき脳の健康教室」が 品川区主導で行われています。
私も区にお願いをして 特別に見学をさせて頂いたのですが、参加されているみなさんは とても意欲的で、楽しく学習していました♪
認知症の方が学習をする ことに、とても大きな偏見をもたれている方もいますが・・・
あんなに楽しそうな方達のようすを見たら、とてもそんなことは言えなくなると思います。
指導をする人が「自分がやりたくないから 偏見を作っている」と私は思うんです(笑)
学習療法のシンポジウムでは 驚くほどたくさんの情報が得られますし、
学習療法士の資格をもらえる研修会では 自分たちが どんな風に指導していくのかを体験できます。
目からうろこ・・みたいな感じです
それに・・療法について お医者さん達も偏見をもっているようですが・・・
「効果があることを証明している」のですから、やってみてもいいのではないか?と私は思います。
療法は「点数がつかない」
お薬の投与の「点数が減る 」
介護の「点数がかせげない」
ま、いろいろと文句はあるでしょうけれど、
認知症のみなさんが、どんな風に年をとりたかったのか? という原点に戻って考えてみませんか?
わたしも みんなも思っているはずです「死ぬまで元気で 楽しく生き抜きたい〜ぼけたくない」と
そして、自治体・行政のみなさんは思っているはずです・・認知症にかかる医療費をどうにかしたいと
=膨大にかかる医療費が一人当たり 年間約10万円くらいになったら、どうでしょう?
そんな馬鹿な・・うそでしょう?と思ったら、疑い半分で学習療法を知ってみてください。
学習療法は 認知症になっている方にも もちろん効果がありますが、
大きな効果は「予防効果」にもあります。
認知症になっても 軽いときの方が もちろん大きな効果が得られます。
たくさんの人の幸せのために・・ぜひ、学習療法を「知って下さい」
学習療法の研修会で 学習療法士の資格を得られます。私も学習療法士1級を持っています。
品川区の教室のようす
https://www.kumon-lt.co.jp/kenkou/casestudy/index.php?kid=
福岡のみなさん、九州の皆さん、ぜひ、ご参加ください
2014年5月11日(日) 学習療法シンポジウム in 福岡
学習療法は2001年の国の研究として始まり、3年間の研究を経て2004年に社会実装*のフェーズに移りました。今年は社会実装となって10年目の節目の年です。そのような年に学習療法実践の地、そして発祥の地である福岡でシンポジウムが開催されることをとても意義深く感じています。
*社会実装=社会問題の解決のために研究成果が具体的に実践・活用されること
学習療法は、学習する高齢者のみならず、そのご家族にも大きな喜びがもたらされ、また、携わるスタッフのコミュニケーション力や観察力、気づき力、個別ケアの姿勢も磨かれてくることにより、ケアの質自体も高まってきたという報告を多数いただいています。
また、学習療法はすでに日本だけのものではありません。2011年から始まったアメリカでの実践研究では想定をはるかに超える成果と喜びが生み出されました。今や学習療法は文化や国境を超えて、世界人類に普遍的な価値になろうとしています。
今回のシンポジウムを通じて、全国の実践者が集い、学習療法・脳の健康教室を最大限に活かす、最先端の取り組みに学び、今後のご自身の実践にお役立ていただきたいと思います。皆様のご参集を心よりお待ちしております。
学習療法研究会 会長 川島 隆太(東北大学 教授)
シンポジウムの申し込みは 公式HPからリンクされています。
学習療法研究会HP
https://www.gakushu-ryoho.jp/index.html
私は、学習療法のシンポジウムに参加したときに、
川島隆太先生に「学習療法は日本だけのものではありません。世界中に認知症の人はいるのです。
たくさんの人たちに学習療法は求められているものです。どうか、世界に学習療法を展開して下さい。」とお願いをしました。
外国で学習療法をはじめる時に、大きなハードルが立ちはだかっても 東北大学の川島隆太先生はスタッフ、学生のみなさんは のりこえてきました。
そして、認知症のみなさんを、スタッフのみさなんを「幸せにしてきた」のです。
その成果が この映画です。
映画『僕がジョンと呼ばれるまで』HP
https://www.bokujohn.jp
人生を輝かせるヒントは彼女が教えてくれた
アメリカの介護施設で行われた おばあちゃんたちのチャレンジ
それは みんなが笑顔になる 希望の挑戦
老いること、それは誰も避けることのできない人生の季節。
肩の荷を下ろすように、少しずつ過去のことを忘れていくのは自然なことです。
しかし、たとえば認知症。いまだに根本的な治療法はなく、突然のことに本人も家族も戸惑います。
私たちは、この難しい病とどうつき合っていけば良いのでしょう? どうしたら人生の最後の季節を自分らしく生きることが出来るのでしょうか?
平均年齢80歳以上のアメリカ・オハイオ州にある高齢者介護施設。
ここに暮らす多くの方が認知症です。
スタッフのジョンは施設で暮らすおじいちゃんおばあちゃんに毎日たずねます。
「僕の名前を知っていますか?」
でも、答えはいつも「いいえ」。
何度名前を伝えても覚えていません。
そんな彼女たちが挑戦したある取り組み(※)が、彼女たちの毎日を変えていきます。
それはスタッフと一緒に、読み書きや簡単な計算などをすることで認知症の改善を目指すというもの。
エブリン(93歳)は認知症と診断されて2年。自分の名前も書けず、ジョンとの会話も噛み合いませんでした。しかし彼女にも大きな変化が表れます。
趣味の編み物を再びはじめ、笑顔でジョンに話しかけるようになりました。
そして、かつてお得意だった辛辣なジョークまで復活したのです。
彼女たちは仲間と一緒に学ぶことで、大切なものを思い出していきます。
そしてそのことは、ジョンやスタッフ、そして家族をも笑顔に変えました。
この物語に登場する人たちの笑顔が、私たち誰もが抱える不安を希望に変えるヒントになるはずです。
『僕がジョンと呼ばれるまで』劇場予告編