私は、畑作業って、実はこの歳まで全然やったことがありませんでした。
私の父親と私のバアチャンがやっていて、私の母親が少し手伝っていて、私はせいぜい出来たものを取って食べるのが専門で。。。(^^;
食えるほどの広さの畑でもあれば別ですけど、自給自足が精一杯程度の土地で、わざわざ農業の真似事なんか出来るか、って若い頃からずっと思ってました。
特に物書きを本業にしていた頃は、野菜なんか買って来れば食えるわけだし、畑なんか一切いらないとすら思っていました。
ヒロキの自閉症がわかった、つくしんぼはじめて、ヒロキは大人になってもどうにもなりそうもないなあってわかってきた頃、なら農業でもやろうかと思い、でも畑が狭すぎる。となればどんな作戦を仕掛けようか、なんて考えたこともありました。
ヒロキがいなくなって、考えるの一切やめたけど。。。
昨年暮れ、80歳を超えた私の父親は自転車でコケて膝の皿を割り、もう畑は出来ないと言い出しました。私も、もう骨はくっつかないだろうな、と思いました。
で、LOH症候群の診断を受けた私は、生き方を根本から変えなければと思うようになりました。
時間の制約のあるサラリーマンでもないわけだし、庭先に畑があるわけだし、ウチの周囲に建っているマンション買って引っ越してきた住人なんかベランダ菜園がやっとなわけだし、私は始めようと思った瞬間から始められる環境にあるのだから、始めてみようと。。。
独学が好きな性格、というか、他人に聞くのが嫌いな性格ゆえ、野菜の教科書やらNHKのテレビテキストのやさいの時間など買ってきて、パラパラめくるようになりました。
始めた途端、私の父親の細かくガミガミ言うようになりました。
やれ、畝が真っ直ぐでない、とか、肥料の量が少ない、とか、なんだかんだ。。。
中途失聴の父親なので、私が反論しても聞こえない。一方的に言われるばかりでムカつくけど、これもまあ父親孝行かな、とスルーするようにしてます。(^o^)
母親孝行は、最後にぼくうみ映画を観せられたことぐらいだったのかな。。。
ちなみに、父親はぼくうみは一切興味なく、字幕があっても観てません。(-_-)