精神医学講座〜事例(摂食障害)を通して学ぶ〜

31
Nice!

[:NEW!:]一般受付開始 10/8(木)【日時】2009年11月8日(日)13:15〜16:15【講師】木下 忍 先生 (吉村病院部長 精神保健指定医)【事例提供】小松 誠之助 先生 (滋賀県長浜赤十字病院精神科 臨床心理士)【会場】神戸市産業振興センター 会議室 8階(802,803)*神戸市中央区東川崎町1-8-4【主催】ハーシンク 【参加費】¥6,000 ※お申し込み確認のご返信を確認後、お振込みください。【定員】30名程度【〆切】11/2 ※ただし定員になりしだい〆切とさせていただきます。【対象】医療・心理・教育・福祉など心理臨床に関わる現場や研究機関・大学におられる方で守秘義務をお守りいただける方【参考文献】治療精神医学の実践―こころのホームとアウェイ治療精神医学の実践―こころのホームとアウェイ辻 悟≪講座お申し込み≫ こちらよりメールもしくはFaxでお待ちしております。心地よい秋の季節となりました。皆様におかれましてはお仕事やご研究にますますご精励のことと存じ上げます。このたび、ハーシンクでは、皆様からご要望の強かった精神医学の学習会を開催いたします。講師の提案により、一般概論ではなく、事例を通して精神医学的理解と治療の実際を勉強したいと思います。講師の 木下 忍 先生は、ロールシャッハ・テストで著明な 辻 悟 先生に師事され、辻先生が提唱されています「治療精神医学」を深く学んでこられました。現在主流となっています身体医学的モデルによる薬物療法がほぼすべての精神医学とは少し距離をおかれ、薬は利用はされますが治療の中核に置かれているのは患者さんとの精神的な関わりです。従って、人間のこころと向き合い・関わり合う私たち心理臨床や教育・療育の現場に働く者にとって共有しうるものが多く、学ぶことの多い精神医学講座となると考えています。事例(摂食障害)は、当会のロールシャッハ・テスト学習会の講師をしていただいています小松 誠之助先生(長浜赤十字病院精神科 臨床心理士)に提供していただけることになりました。最初に病院での心理治療の実際を小松先生からご報告いただきます。この摂食障害事例を通して、「症状」の精神医学的な基本的な意味理解とその理解に基づいた治療アプローチについて、木下先生からお話しいただく予定です。時間が許せば事例報告および木下先生のお話の時間に、参加者の皆様からの質疑やご意見もお伺いしたいとも思います。ふるって参加いただき、薬物療法だけではない精神医学の世界に触れてくださり、クライエントや子どもたちのこころの育ちの支援に役立つ視座を手に入れてくださることを願っております。〜講師 木下 忍 先生 ご紹介〜1949年 石川県生。岡山大学医学部をご卒業後、岡山県、兵庫県での臨床活動をへて、H20年11月から 敬寿会 吉村病院(大阪府松原市)にご勤務されておられます。主たる関心領域:臨床精神病理学・ロールシャッハ検査法など。〜事例提供 小松 誠之助 先生 ご紹介〜東北大学工学部をご卒業後、神戸大学教育学部に編入学して心理学を修められました。兵庫県社会福祉事業団「情緒障害短期治療施設清水ヶ丘学園」にてセラピストを経て後、神大教育学部付属養護学校で教員生活を勤められ、その後、現職の滋賀県長浜赤十字病院に移られました。平成17〜19年度にかけて2年間、カナダのトロントのユング研究所へ夢分析の研究のために留学されました。現在、ユング心理学における象徴の意味、特に火の象徴について研究を深められています。