前回、教授の課題の説明が非常に細かくて、筆記していた香穂も混乱しそうになるほどだった。
そうです。お友達は英語はほとんど問題ないのだけど、やはり、ここまで複雑になると聞き落としがでてきたらしく、香穂に「先生がなんて言ったか?」をか聞いてきたらしい。
香穂は自分が必死で記録したノートを別の紙に綺麗にまとめながら説明して渡したらしい。その中国からきた院生の子が、今日、授業で会った時に前回のお礼だと言ってくれたらしい。当日もすごくお礼をいわれたんだけど、その時に
僕が一番好きなXXXを次の授業で持ってくるから
といっていたらしい。けど、娘はXXXの中国語の発音のキクラゲが聞き取れず。
お母さんが中国から、
「一番おいしいキクラゲ」を手にいれて送ってくれるらしい。世界どこでもお母さんが子供を思う気持ちは同じなんだなーと思う私。このキクラゲは天然物で、めずらしものらしく、彼は香穂に必死で
このキクラゲは、本当においしいから。
3月30日にツヨは初めての場所での短期入所一泊でした。
私がカレンダーにひらがなで書き込んだ翌日の予定を毎夕確認するツヨ。
『明日のぼくの予定は・・・』
カレンダーを確認して
『この間遊んだあそこで、明日は泊りか。』
と、気がせいている様子。
が、さすがに宿泊の荷物作りは少し難しい。
私に助けを求めてきます。
やはり強迫的な様子は多少あって、今すべき行動をこなすことでツヨの頭の中は
ときおり満杯になってしまいます。
食事の支度なども、メニューが分かると材料の出し入れから調理、
食器への盛り付けまで、ツヨは気がせいてちょいちょい指図してきます。
長期休みはずっと家事の手順を見張られているような感じなのです。
昼間、コトとあちこち用を足してへとへとになっていた私は、
夕食の準備やら何やらでちょっと余裕がなくなっていました。
そんなことにお構いなしに荷造り、ごはん、とせかしてくるツヨに
「ちょっとだけ待ってくれないかな。」
と思ってしまった。
自閉症やアスペルガーは人の気持ちをくむのが苦手。
どんなに私が疲れていても、忙しくても、それを察することはできません。
つねに自分中心なのです。それが障害だから。
けっこう空気は読めても相手の気持ちに合わせて
自分の出かたをコントロールすることができない、とでもいいましょうか。
人が自分をどう見ているかという社会性のフィルターを持っていない。
今日は春休みで
ツヨは学校での学童に連れて行きました。
今日はコトも送迎のお付き合いでツヨの学校に初来訪。
学童ではだいたいひたすらトランポリンをしています。
頬やあごに結構な網目をつけて帰ってくる・・・
3~4日網目状態。(笑)
その後
母の特養が学校にすぐそばなのでコトを連れて行ってみました。
以前のグループホーム以来半年ぶりくらいかな。
ちょうど10時のお茶の時間だったので、
寝たきりではなくてリビングにリクライニングチェアに座って
出てきていました。
認知症が要介護5で、もうお話はできないけれど
時折コトの顔をすごーくのぞき込んでいました。
私を見ても分らないんじゃ・・・と行く前はいっていたので
はっきり目があったのが嬉しかったよう。
おばあちゃんも心の中で
きっとなにか思い出したりしているのかも。
コトに車いすを押してもらって、しばし館内をお散歩。
とても大きい特養なのです。
玄関に芝わんこがいます。
入居者のおばあちゃんが一緒に連れてきたそう。
職員さんがお世話をしていて、
大人しくてすごーくかわいい。
職員さんがどうぞ~とジャーキーをコトにくれたので、
ワンちゃんに「お座り」させて、
ポキポキ折って楽しくあげさせてもらっていました。
終わった後に
「あ、ごめんね。もういいよ立って。」
と丁寧にわんこに告げていたコトです。
ここ好き。
また来たい!
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