昨日は某NPO法人の研修会に参加しました。講義はT小学校教諭N先生。講演は精神科医の釘宮先生。シンポジウムはこのお二方に加え、行政からM先生。なかなか面白い内容でしたよー!N先生のお話で共感できた言葉は『子どもは大好きな人の期待に応えたいと思っている 』(だけど、その期待に頑張っても応えられずに困っていることもある)本当にその通りだなー って強く思います。最近の殿を見ていると、母親の顔色をうかがったり、反応を試しながら行動してます。殿母の機嫌を損ねようものなら、「ゴメンナサイ」を連呼してます。狼狽して平謝りしてます。知らんぷりする殿母の頭をわしづかみにして自分に向かせ、涙目をPRします(笑)母親のことがよっぽど好きなんだなーと感じさせられます。一方で、殿父が声を掛けても無視です。スルーされてます。殿の目に殿父の姿は見えていないのか? 声は聞こえていないのか?父はゴーストじゃないぞ- コノヤロー (--メ) なんだかどうでもいい存在になりつつあるような気が・・・・ トホホ・・・釘宮先生、興味深いお話をされていました。いわゆる連続体、スペクトラム論の妥当性についてのご意見。自閉症とアスペルガーは中身の全く異なる特性なのではないか、ということ。また、アスペルガーが”障害”として扱われていることへの違和感。秀才的な才能として捉え開花させる取り組みがされていないという問題を指摘されていました。(最近、アスペルガー症候群とは呼ばず、アスペルガー障害と表現されてないかな?)たくさんあげられたアスペさんの事例の中で食事をする際、”三角食べ”が出来ない方もいるとか。います!たしかに成人さんにもいます!そうかぁ なるほどなぁ。と、しっくりしました。釘宮先生は早期診断にも触れ、検診時の「様子を見ましょう」等の先送りを、早期支援&長期支援の実現の障壁になっていると指摘されていました。シンポジウムではM先生から現状と課題の報告がありました。県の平成21年度当初予算案によると平成20年度の「特別支援教育アドバイザー配置事業」(8748千円)に替わり「特別支援教育総合推進事業」(8611千円)が計上されています。この事業で特筆すべきことは、”地域支援ネットワーク推進員”の配置です。昨年度までの学校を中心とした領域から福祉・医療と教育現場を結ぶ領域へとより連携協働をしやすい体制構築を目指しているものと考えられます。このネットワーク推進員にどのような方が選ばれるのかさっぱりわかりませんが、県総合療育センターも出来るようですので、推進員の活躍に期待したいと思います。(ツッコミを入れさせて頂くとすれば、施設整備検討委員会もぶっ込みされている点です。前年度とここだけを加味し比較すると実質、予算は減です。 が、支援学校に看護師が増員されるとすると・・・ ? )当県でようやく高等養護学校の設置が県議会で承認され正式にGOサインが出ました。保護者の方々が署名などの活動を始めてから10年以上の時間がかかったのだそうです。その活動当初は中学生だった子供も現在は25歳になられたとか。あとに続く障害を持った子供たちや親にとっては、この先輩方のおかげで道が開いたのです。直接伝える術はありませんが、心からお礼申しあげたい気持ちです。ドクターの話も、現職の教員の話も、行政関係者の話も実におもしろかったです!主催者の皆様、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。