産科や小児科や麻酔科やの激務を避けて眼科とか皮膚科とかに若い人が流れているという噂を聞きますが。じゃあ本当に眼科は楽なのか?というお話。本日のNICU眼科診(未熟児網膜症の診察ですね)は20時開始。いつもは16時半に散瞳を開始して17時半から診察なのだけど、今日は眼科に17時出しの手術が入ったとかで遅くなりました。今日診察した子は4人。先生も疲れておられるのが見て取れました。レーザー凝固術の子がなかったのが、まだしも幸いでした。そういうお姿を拝見すると眼科もけっして楽な科じゃないと思います。また考えてみれば、眼科は生命に関わらないとかいう甘っちょろい幻想もあるらしいけど、そのかわり失明というリスクに関しては眼科が専売で引き受けてるわけだし。各科それなりに辛いところがあるわけで。やっぱり楽だとかきついとかで進路決めるのって良くないんじゃないかなと思います。少なくとも、楽だからこっちにしようとか思って進んだ科がじつは無闇にしんどかったりしたら目も当てられないだろうなと思います。