相変わらず、チックは出たり止んだり。現在は「フン、フン」っていうのをずっと言っている感じ。以前のように大きな声ではないし、こちらも慣れてしまって普段はそれほど気にはならない。ときどき、強いストレスを感じたときや疲れたときに大きな声になる。「キーッ!」という声との複合バージョンもある。ずっと薬も飲んでいて、たまに飲まなかったりするとチックの声が頻繁になる。おそらく薬はずっと飲み続けなければならないのだろう。年が明けて春には5年生になる。この年齢になると、さすがに健常児の子との差は果てしなく大きく、周囲から相手にされなくなってきているのが分かる。右を見ても左を見ても彼の周りには到底越えられないハードルばかりが立ち並んでいる。思い悩んでも仕方のないことだが、他人とコミュニケーションがとれないという障害は辛いものだとつくづく思い知らされる。以前に比べて笑顔も少なくなってきているようだ。