自転車がこない

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Nice!

昨日、当直が明けて休日午前中の回診とか外来とかすませて、thunderbirdを立ち上げてみたら大学から来月分の応援シフト表が届いていた。大学でも苦心惨憺していただいているのがよく分る。心中合掌しつつ来月分の当院小児科シフト表を組む。やはり来月も休日は確保できなかった。すべての週末が当直と自宅待機で埋まる。それを回避するのは無理だった。数学的な解がない。当直明けにこんなもん作ってなお疲れたわと、ひとりごちながら帰宅。眠くはあるが気が立っていてすぐには寝付けず、録画してあったジロ・デ・イタリアを観た。眠くて第6ステージだったか第7ステージだったか聞き損ねた。山頂ゴールだとか言ってた。やっぱりイタリアは風光明媚だわと思って眺めていた。この程度の田舎なら日本だと道路脇に民家とか電柱とか自動販売機とかないか?と思ったがそこはイタリアの事情があるのだろう。けっこう海辺から山のおくまで登っていくコースで、日本なら名古屋から走り始めて松本ってくらいじゃないかと思った(素人の感想なので割り引いてください)。その200kmからのステージを走り抜いてきてゴール間際でパンクした選手がいて気の毒だった。チェーンが切れてついでに我慢もぶち切れて自転車を道路から放り投げていた選手もいたが、あれはこのステージだったか以前のステージのハイライトシーンだったか、眠くてもうろうとしている。担いで二本足で走ってゴールっていうのはルール違反なのかな。足の裏になにやら金具がついてると聞くからままならないか。ESCAPEは注文したはいいがなかなか届かない。買物がてら妻がサイクルベースあさひ高野店に寄って聞いてみてくれたが、10月下旬の予定が遅れて11月中旬になるんだそうだ。ESCAPEのR3ってそんな稀覯な機種なのかと思ったが、なんか世界経済が大変なことになっているらしいしその影響かもしれない。いまさらこんな昔の為替レートで決済できるかよとかなんとか。どうせそんなに遅れるんならもうちょっと凝った店で凝った自転車を買えばよかった。そんなところまで足を伸ばすほどの時間が取れないからこそ自転車を買うことにしたのだったということも忘れて、そんな後悔もちょっとしてみた。まあ、ふだん患者さんをさんざん待たせている因果が巡ってきたんだねと、しおらしく待つことにする。でもドロップハンドルの自転車でもよかったような気がする。店頭で見て、これは初心者には乗れんわと思って敬遠したのだが、ようするにあの下向きに曲っている部分だけがハンドルなんじゃなくて、ハンドルにブレーキの握りを止めているあの角みたいな出っ張りまで含めて握りとして設計してあるんだな、と、一流の選手のお手本をみて学んだ。あれなら握れるかもしれんな。むろん一流の人はじつに簡単そうに仕事をこなすものだから、見学すれば簡単そうに見えることも同じようにやろうとするとたいへん難しいものではあるのだろう。連日200kmちかいコースを4時間とか5時間とかで走り抜くことさえ、ずいぶん簡単に見えるくらいだし。