中学生の娘の夏休みの英語の宿題は「The Secret Garden」。バーネットの名作「秘密の花園」。小学3~4年生頃だったでしょうか、どんなお話の展開になるのかドキドキワクワクしながら読んだこと、見たことのない美しい花園を想像することが楽しくて仕方がなかったこと・・・そんな懐かしい記憶を思い出しながら、私も「The Secret Garden」を読んでみました。今読んでみると、子どもの心を診る医者としての立場から、また新たにいろんなことが見えてくるのが意外でした。主人公のメアリもコリンも心にダメージを負い、不安定な環境や人間関係の中で育ってきた子ども。それを「自然」や「友だち」が癒していくわけですね。児童文学は、自分の幼い頃に楽しんで読んだ記憶とともに、今も何かの折に手にとってみると、興味深く面白い示唆を与えてくれることがあります。夏休みの癒しの読書には、懐かしい児童文学もいいかもしれません(*^^*)