ぽよすけの学校には、『ありんこ班』という縦割り班があり、行事の時や朝学など、この班で色々な活動をします。 ある日、『一年生を迎える会』の準備のため、ありんこ班で集まったそうです。その日は、各自ハサミとのりを持って行く事になっていたらしく、手提げかばんに入れながら「早くハサミ使いたいなぁ~」と興奮気味に言っていたらしい…ぽよすけの班は6年生の教室に集まり、各自席に座っていたそうです。そして先生の説明を聞いている間に、ぽよすけはやってしまいました…自分が座っていた席の机から、6年生の音楽の教科書を取り出し、早く使いたくてウズウズしていたハサミで表紙をチョキチョキ…気付いた他の子たちの「あーっ!!」と言う叫び声にハッと我に返り、『しまった!』という顔をしたそうです。 後日、その教科書を見せてもらうと、真新しい表紙に5cmと3cmくらいの切込みが2本、何のためらいも無く切ったかのようにパシッとキレイに入っていました…教科書の持ち主は優しい男の子で「いいよ」と言ってくれたらしいのですが、勿論弁償しました。すぐに先生が注文してくれて、届いた教科書を持って、ぽよすけに謝りに行かせたそうです。 この頃、妹のおまめがハサミで紙を切り刻むのにハマっており、ぽよすけも一緒になってチョキチョキしている事がよくありました。 早くハサミを使いたくて、先生の話を聞いているうちに待ちきれなくて手の届く所にあった紙(教科書)を切ってしまったんでしょうね。気持ちが高まると、切ってもいい紙なのかどうか、今切ってもいいのか、考えることが出来なくなるんでしょうか… こういう衝動的な行動がある限り、誰かの補助が無くては集団生活は難しいんでしょうね。