繰り返し・反復が大事と、いろいろなところで言われ、毎日、少しずつやっています。名詞とひらがなを組み合わせて見せてみたり、カードに実物をマッチングして、名前をいってみせてみたり、窓のカードがあったら、実際に窓のところで開けます、閉めますと動詞もつけてやってみせたり。ほんの短時間ずつしか付き合ってくれないので、ツヨの気が乗ったときにパパッとやったりしてます。とにかくこちらの思惑通りにはいかない人。ぷいっと逃げたり、急にひざに甘えてきたり。でも、よく見ています。物には名前があること、なにやら音があること、いつも同じマーク(字)とセットになっていることを理解してくれたら。ツヨはひらがな自体には興味はないようなので、一文字のマークとして覚えるより、よく知っている名詞に「りんご」とか最初からくっつけて見せる、というやり方にしてみました。ただの勘ですが。そしてもう一つの目標は要求ができること。今は、欲しいものがあるときはクレーンや、「あっ!」と叫ぶことで伝えてきますが、物やカードやしぐさで要求できたら、ツヨ自身が楽になるのではないかと。覚える、分かる楽しさに気づいてくれたらなぁと願います。言葉ってこんなに便利なんですから。やっと聞く耳を持ち始めてくれてのではないかと思うのです。もう、6歳になろうというツヨ。療育仲間のお友達の中でも、名前を呼ばれて、お返事で手をあげることも今だ一人だけできません。この子の耳には何も届かないのかと、ずっと寂しい思いをしてきました。でも、ツヨの中でゆっくりと何かが積もっていければそれでいいと思っています。表面には出なくても、ツヨの内面が少しでも豊かになっていけたら、世の中まんざらでもないな、って思える大人になってくれるのではないでしょうか。 よかったら応援のクリックをお願いします! ↓