平成20年6月15日(日)#%V:1%#、NHKハート・フォーラムin滋賀が近江八幡市のG-NETしがで開催され、打合せがあるため前日から出かけた。#%V:31%# 会場はほぼ満席の353名の参加者でした。 このNHKハート・フォーラムはNHK厚生文化事業団と日本自閉症協会・近畿ブロック会の主催で行われ、今年で近畿を一巡し、翌年からは2順目に入ることが決定しています。#%V:170%# 午前10時に開会、主催者を代表して大野啓嗣NHK厚生文化事業団近畿支局長よりあいさつの後、講演が開始された。#%V:169%# 今回のテーマは、「発達障害児者が地域で豊かに暮らすために」と題して、午前中に北海道大学大学院の田中康雄氏「認めあい・支えあい・赦しあうネットワークをめざして~発達障害者の就労支援を考える~」、午後から川崎市自閉症協会・会長の明石洋子氏『「働く人」に育てる子育て」~地域で生きるための支え方~』の講演をいただき、その後、国立特別支援教育総合研究所の藤井茂樹氏と私、大久保を加えて「地域での生活を豊かにするための提言」と題して、シンポジウムを開催しました。 田中氏の講演では、当事者の現状と保護者 の現状をライフステージ毎に課題を明確に し、終始主役は当事者と保護者であること の大切さを確認し、機関の役割を認識しつ つ、一貫したシステムの大切さを指摘した。 また、相談後のケア、地域・関係者の取り 組みについても触れ、発達障害者支援法や 福祉施策の課題、親だから出来ること出来 ないこと等、支援を受ける側の主体性の重要性に触れ、関係者や機関、保護者、本人の立場対等性を育成し、支えあう関係の構築の必要性を話された。 明石氏の講演では、本人・徹之さんの 川崎市職員として採用され現在に至る までの道のりを具体的に提示し、幼い 頃からの自己決定の重要性と身近な 保護者の水先案内の大切さを示した。 その上で、本人の資質と努力を補える ものが地域であり、支え合いのできる社会であることを強調された。 また、地域や社会の協力があって初めて子どもたちが豊かな生活を送ることが可能であることを力説された。#%V:444%##%V:444%# シンポジウムでは、藤井氏より、教育 振興基本計画、重点施策実施5カ年 計画、20年度発達障害等支援・特別 支援教育総合推進事業や厚生労働省 関係の動向と湖南市での取り組みを 紹介し提言をいただき、夫々のシンポ ジストより発達障害者支援法見直しの具体例や医療・福祉・教育ともう一つの分野である就労の課題について意見が交わされた。 最後にネットワークの意義、笑顔で互 いを認め合う相手として接すること、 理解者の確保を図り、心のバリアフリ ーへの取り組みを訴え、自閉症協会 に対する更なる支援と協力をお願いし て閉会した。#%V:450%# (写真提供・滋賀自閉症協会・脇坂恭明氏)家路についたのは午後9時30分となり、そのまま#%V:190%##%V:190%##%V:190%#